半日断食や糖質制限食は、食事の改善で症状自体を出ないようにするもので、薬に頼らず根本的な解決を目指すことができます。甘い食べ物を控えて主食の量を少し減らす、夕食をとる時間を早めにして朝食は抜く、という緩い食事制限だけで効果が出る人も多いようです。【体験談】松原大治(てぴあん整体院院長)

プロフィール

松原大治(まつばら・たいじ)

1962年生まれ。建築設計会社に勤務しながら、各種セラピーを受けて癒しに興味を持ち、整体師、フットセラピー、タイ古式マッサージの認定書を取得。自律神経・うつ・パニックに対する整体を中心に行う。2003年7月に「てぴあん整体」を杉並区高井戸に開業。14年6月、現在の武蔵野市吉祥寺に移転。9月に株式会社てぴあんを設立し、現在に至る。

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朝食と間食をやめたら症状が治まった

私は2年ほど前に、逆流性食道炎を発症しました。食後、胸の辺りが痛いような、気持ち悪いような、なんとも不快な違和感に襲われるようになったのです。「逆流性食道炎はつらいと聞いていたけれど、ついに私もかかってしまったか……」と、暗澹たる気分になりました。

最初のうちは漢方薬や市販の胃薬を試しましたが、いっこうによくなりません。「どうしようかな」と思っていたところ、あるときふと、「そうだ、断食をすれば治るかもしれない」と、ひらめきました。そこで、「半日断食」を試すことにしたのです。

私が実行した半日断食は、朝食を抜き、昼食は12時に、夕食は午後6時に食べるというものです。食事の量は腹八分目にとどめ、間食はいっさいしません。この半日断食を3日間続けたところ、逆流性食道炎の症状が出なくなりました。

治ったと思い、半日断食をやめると、1週間ほどで以前と同じ症状がぶり返しました。改めて4日間きっちり半日断食を実行したところ、症状はまた治まったのです。