消毒で荒れていた手がすべすべに

そういえば、こうじ水で、手荒れもよくなりました。最近はコロナ対策でやたらと手を消毒するため、荒れていたのです。

私はこうじを、いわゆるだしパックに入れてから水に浸けています。こうじ水を作ったあとのパックを手でもんでいたところ、肌がすべすべに。気づくと手荒れが改善していました。

このパックを、入浴剤にすると全身がつるつるになり、しっとりします。

パックから出したこうじを、料理に使うこともあります。作ったあとのこうじも無駄なく活用でき、その力をまるごと体に取り入れられるのが、こうじ水のすばらしいところです。

私は、「薬やサプリメントにできるだけ頼らず、本来の自分が持つ力で健康を維持したい」という思いがあります。

大好きだった祖母は、がんで亡くなったのですが、リウマチなどの持病があり薬を多く服用していたため、手術や治療が、うまくいかなかったのです。

女優の仕事は、体が資本。体調を自己管理することがなにより肝心です。こうじ水は腸の調子を整えることで自然治癒力を底上げし、体調管理を助けてくれていると思います。

この仕事をしていると、いやでも見た目を意識してしまい、50代前後はあれこれと悩んだものです。鏡に映った自分の姿に愕然として、ジム通いをした時期もありました。

けれども、年を取るのは自然なこと。いつまでも若くないのだから、受け入れて楽しもう。そう考えるようになった今の私に、こうじ水のやさしい味は、よく合っているようです。

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腸内環境がよくなると代謝が向上し疲労回復
医師・医学博士 山元文晴

「こうじ水を飲むと体がリセットされるように感じる」とのこと。腸内環境がよくなると代謝が向上するので、実際、疲れが取れやすくなります。免疫力も高まり、体が丈夫になります。

酵素の反応は36度前後で進むので、ひと晩常温におくと発酵スピードが速まります。好みの味になったら冷蔵庫に入れるという方法は、いいと思います。ただ、夏場は特に、冷蔵庫に入れたほうがより安全でしょう。

この記事は『壮快』2021年6月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b575362.html