白露(はくろ)とは
2021年9月7~22日は白露です。早朝、夕方には露が降りるようになり、空が白く霞むことから、昔の人はこの時期を「白露」と呼びました。だんだんと秋の深まりが感じられる中で、嬉しい実りの季節がやってきます。
春の七草がよく知られますが、万葉集で山上憶良が歌った秋の七草も有名です。春の七草のようにお粥を食べるのではなく、深まる秋に順に咲く、萩、すすき、葛、なでしこ、おみなえし、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)を愛でるのも、この時期ならではの楽しみです。
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白露の七十二候(しちじゅうにこう)
二十四節気の一節気をさらに約5日ごとにわけて、気象や動植物などの変化や季節の移り変わりを告げてくれるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。
草露白(くさのつゆ、しろし)
草に降りた露が白くなるのが見える頃 秋の気配が一層深まるのが感じられる
鶺鴒鳴(せきれい、なく)
セキレイの声が聞こえ始める頃
玄鳥去(つばめ、さる)
春先にやってきたつばめが温かい地域へと帰っていく頃 また来年の春までしばしのお別れ