松宮 詩依 – 私のシンプルライフ

PROFILE
松宮 詩依(まつみや しえ)
医師

アンチエイジングの専門家として美容外科医である傍ら、自らダンサー活動と機能性医学の実践を行っている。東京皮膚科・形成外科品川院院長を務め、日本形成外科学会・日本リハビリテーション科学会・日本抗加齢医学会と3つの専門医。アメリカ機能性医学機構認定医・ピラティスインストラクター。

シンプルライフとは
自分にとことん優しくすること

もともとはシンプルライフとは真逆の生活を送っていました。暇があるとショッピングに出かけ、見るとすぐ欲しくなっちゃってあれこれ買いだめしていました。洋服からジュエリー、食器、絵画、置物などちょっといいなと思うと考えずに買ってましたね。母親には「あなたは物欲の塊ね」、なんて言われたりして。前職ではアンチエイジングクリニックの院長をしていたのですが、そこでもアンチエイジングに良いと言われるものにも片っ端から手を出して、サプリメントなんて1日10種類以上飲んでました。

今振り返ると、当時は満たされない部分を物で埋めようとしていたのだと思います。無理して仕事していたので、疲れやすかったのもあって物に頼らないと不安でした。自分の方向性や幸せの形もぼやけていて、周りの評価を気にしすぎて、着飾ったり、所有することでアイデンティティを確立できていると安心していたのかもしれません。

数年前に腎機能が低下していることがわかって、思い当たるのはストレスとサプリの飲み過ぎだったので、休養を意識して取るようになりました。サプリも自分に本当に必要な3種類以外すっぱり止めたところ、腎機能はすんなり、正常値にもどりました。”増やす”より”止める”が大事と思い知った出来事でした。その頃、ちょうど高校時代の友人に久しぶりに再会。彼女は、容姿端麗で一流大学を出て大手出版社でバリキャリだったのですが、会社を辞めて瞑想関連のことを教える仕事をしている、と。衝撃を受けましたね。エリート街道を突っ走ってきた彼女をそんなに変えた瞑想。未知の世界だけど、自分の内側を知れるチャンスかもしれない。そう思って私も瞑想に興味を持ちました。

その友人をはじめ、自分の声を聴くという行為を色々な人に出会って教えてもらううちに、自分と繋がる感覚がだんだんとわかってきました。感覚を研ぎ澄まして自分の心と体が喜ぶことだけを選択していくうちに、今まで欲しいと思っていたものに興味がなくなり、自ずとシンプルライフになっていきました。それは食事、運動、睡眠、仕事の4つを高品質に保つことです。

また、コロナをきっかけに好きなことをできる家に住もうと、引っ越しをしたのですが、その際なんでこんなん買ったんだっけ?と首を傾げるものばかりで、捨てるのが物凄い大変で。。過去の自分の物欲にほとほとうんざりしてしまって(苦笑)シンプルライフに拍車がかかりましたね。

物が多すぎると本当に大事な物が埋もれてしまいますよね。一時の満足や人からの評価を気にしてモノを買う行為は自分と向き合えるようになってから無くなりました。

体が元気だと思考もクリアになるし、色んなことにやる気も湧いてくる。体とは期間限定の借り物の車と思っているので、目指す方向に走り続けてもらうためにはできる限り自分自身を綺麗に、良好な状態保つことが絶対条件と思っています。自分が良い状態だと周りの人たちにも良い影響を与えられますし。

人生100年時代とは言われているけど、いつ何が起こるかわからない。自分に与えられた時間を喜び多く過ごすためには、取るに足らないことにエネルギーを使っている暇はない。そのことに気づいてからは、me, firstになりました。自分が喜ぶことは何かな、といつも意識して選択をするうちに必要なモノ・コト・ヒトだけを選べるようになったと思います。

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②自然美を感じながら過ごすのが幸せ

リラックス&トレーニングの2つに関わるモノを過ごしています。
自然の中にいるのが好きなので、インテリアにグリーンを取り入れてリラックスできる環境を作っています。家の中は石や木の素材を多用して、プラスチックとか人工的な物は極力置かないようにしています。

食材も基本オーガニック。ケミカルや加工品は避けて、身体が喜ぶものをシンプルな料理で取り入れてます。

ただ、今でも色々買いたくなるのはダンサーとして活動するための衣装やトレーニングウェアですね。コロナでイベントに出る機会はめっきり減ってしまいましたが、身体を動かす時はお気に入りのウェアでモチベーションを上げたいので、可愛いと思ったウェアは大人買いしてしまいます。