太ももの内側と側頭部がポイント

さて、いかがでしたでしょうか。当てはまる場合は、これからご紹介するセルフケアをお勧めします。もちろん、すでに糖尿病と診断されている人にもお勧めです。

セルフケアは以下の通りです。

右足の太ももの内側、ひざと鼠径部の中間にあるポイントを、指でほぐす

側頭部の右耳の2cm上から額に向かって指先でこする

膵臓で作られたインスリンが横隔膜を通り、右の肋骨の縁から十二指腸に送り込まれるため、天城流湯治法では、肋骨の縁が硬直していると、インスリンの分泌に不具合が起こると考えています。

そして、肋骨の縁が硬くなるのは、肝臓が硬くなって萎縮しているからだと錬堂氏は言います。右の太ももの内側、ひざと鼠径部の中間は、肝臓と相関するポイントです。ここをほぐすことで、肋骨の縁がほぐれて軟らかくなり、インスリンの分泌を正常化するのに役立ちます。

さらに、右耳の上から額に向かってこすると、やはり肋骨の縁が軟らかくなります。

ここは、頭蓋骨と頭皮の間にある薄い筋膜を引きはがすようなイメージで、少し痛いくらいの力でこすりましょう。この部分を刺激することで、血液やホルモンの循環もよくなります。

このセルフケアは、1日のうちいつ行っても、何回行っても構いません。

ただし、すでに糖尿病と診断されている方や、明らかに病気を発症していて診断・治療が必要な方は、必ず医療機関を受診し、適切な治療を受けた上で行ってください

この記事は『安心』2021年9月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b588138.html