寒の入りに仕込む縁起物!発酵調味料で漬ける「福神漬け」の作り方&アレンジレシピ「おつまみポテトサラダ」

2022年1月5日~1月19日、二十四節気の「小寒」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節をさらに約15日間ずつ分けた暦です。

前回の節気である「冬至(とうじ)」では、1年でいちばん昼間が短い日であり、徐々に日が長くなる「太陽復活」を迎えました。
今回紹介する「小寒(しょうかん)」はどのような季節を迎えるのでしょうか?旬食材を使った発酵レシピとともに、冬至の季節を感じてみましょう。

今回は、長期保存できる縁起のいいお漬物「福神漬け」の作り方と、アレンジレシピ「おつまみポテトサラダ」をご紹介します。

 

寒の入りに仕込む縁起物!七福神にちなんだ漬物「福神漬け」とは?

寒の入りに仕込む縁起物!七福神にちなんだお漬け物「福神漬け」とは?
寒の入りに仕込む縁起物!七福神にちなんだお漬け物「福神漬け」とは?

福神漬けとは、さまざまな野菜を、醤油、砂糖、みりんで漬けたおかず漬物です。7種類の野菜を入れることから、七福神にちなんで「福神漬け」と名付けられたという説があります。

手作りの福神漬けは、市販の福神漬けと違って、各家庭の味わいがあり、添加物も使わないので安心して食べられます。また、漬け汁に漬け込む前にしっかりと野菜の水を絞るので、半年ほど保存できます。

今回は、砂糖を使用せず、みりん、醤油、酒、純米酢などの発酵調味料で醸す福神漬けの作り方と、福神漬けを使ったアレンジレシピ「おつまみポテトサラダ」を紹介します。自家製の福神漬けのおいしさは格別です!ぜひ、小寒が始まる「寒の入り」の時期に仕込んでみてくださいね。

 

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「福神漬け」の作り方・レシピ

材料

・きゅうり 2本 (皮そのまま)3㎜薄切り
・茄子 2本 (皮をむく)4㎜いちょう切り
・大根 10 (皮そのまま)4㎜いちょう切り
・人参 2/3本 (皮をむく)4㎜いちょう切り
・塩(上の野菜の総量の2%の塩)

【漬け汁】
・みりん 100ml
・醤油 100ml
・酒 50ml 
・純米酢 50ml
・生姜 50g 千切り 
・昆布 7㎝ ハサミで細くカットする
・乾燥しいたけ 水で戻して5㎜に切る

作り方

1、野菜を全てカットする。茄子は別ボウルで塩水に入れ(ボウルにたっぷりの水と小さじ1ほどの塩)15分あく抜きをする。茄子以外の野菜はひとつのボウルに入れる。

2、茄子のあく抜きが終わったら水気を固く絞り、他の野菜のボウルに入れる。すべての野菜の総量を測り、2%の塩を入れよく混ぜ合わせる。上から重しを乗せて塩が早く浸かるようにする(同じ大きさのボウルを重ね上から重いものを乗せる)30分ほど放置する。

すべての野菜の総量を測り、2%の塩を入れよく混ぜ合わせる
すべての野菜の総量を測り、2%の塩を入れよく混ぜ合わせる


3、待っている間に漬け汁を仕込む。鍋に漬け汁の材料を全て入れ沸騰したらすぐ火を止め、荒熱をとる。

待っている間に漬け汁を仕込む
待っている間に漬け汁を仕込む


4、30分経ったら野菜を固く絞ってジップロックの中に入れる。(清潔な手で絞るか、さらしで固く絞ることもできます)

30分経ったら野菜を固く絞る
30分経ったら野菜を固く絞る
ジップロックの中に入れる
ジップロックの中に入れる


5、荒熱のとれた漬け汁をジップロックに加えて、空気を抜いて縛る。

荒熱のとれた漬け汁をジップロックに加える
荒熱のとれた漬け汁をジップロックに加える
空気を抜いて縛る
空気を抜いて縛る


6、冷蔵保存で、半日くらいで食べられます。約半年ほど保存できますが、もし保存の状態がよくなければ腐ってしまう可能性もあります。色、香りを確認してからお召し上がりください。