食楽web

 揚げ物好きの心と胃袋を全力で鷲掴みにしているとんかつ・カツ丼チェーン『かつや』では1月7日より、2022年最初の期間限定メニュー「デミチキンカツ」の提供をスタート。連日多くのオーダーを受けるなど、幸先の良すぎる人気ぶりを見せ付けています。

 今回のキーテイストとなるのはもちろんデミグラスソース。たっぷりの豚肉とフライドオニオンを合わせた濃厚な味わいのソースが、期間限定メニューの総大将ともいえるチキンカツと一体となることで、果たしてどんな美味しさをもたらすのか。お店にて実食してまいりましたよ!


今回は「デミチキンカツ定食」869円をチョイス

 今回はせっかくの新春一発目ということで、ごはんが別盛り&とん汁(小)が付いてくる「デミチキンカツ定食」をオーダー。待つこと数分、店員さんがメニューを運んできました。


サクサクに揚がったチキンカツがデミグラスに絡み美味

 底浅の鉄鍋に盛られているせいか、チキンカツのボリューム感は明らかに丼以上に感じられます。漂うデミグラスの香りに誘われるまま、まずはチキンカツをガブリ。うーん、揚げ立てサクサクの衣と柔らかなチキンの食感は2022年も全く変わりなし!

 デミグラスソースの味は思ったほどの濃さはありません。改めてデミグラスソースを味わってみると、後味が長く残るデミっとしたパンチ力は弱めで、色味やコク、ソースの旨みを残しつつもさらっとした感じになっています。

 それでもソースの後味が強くないこと、そして具材の豚肉(恐らく豚バラ)と大ぶりにカットされたフライドオニオンがソースの美味しさとボリューム感が引き立てられていることもあって、チキンカツとご飯がバクバクと進み、気が付けばご飯を先に完食。合間にすするとん汁の美味しさが、ご飯とよく合います。


チキンだけでなく豚も食べられるのも嬉しいポイント

 残ったデミチキンカツとキャベ千を食べ進めているところでカウンター備え付けの特製ソースを追い掛けしなくても美味しく食べられることに気づきました。”デミグラスソースの味”に塗り潰されない。あえてソースの味を弱めにすることで、最後までチキンカツもキャベ千も、残っていればご飯も一直線に食べられるようになっています。いやはや、恐れ入りましたと勝手な解釈を心の中でつぶやきつつ、全て平らげさせていただきました。ごちそうさま!


「デミチキンカツ丼」759円と「デミチキンカツ単品」649円もぜひ。テイクアウトも可能

 計算づくのデミグラスソースを考えると、ご飯にたっぷりかかる「デミチキンカツ丼」でも最後のひと口まできっちりと食べ切ることができそう。味変も含めて通常のソースでチキンカツを食べたいという場合は、食べ始めの段階で試された方がいいかも…と感じました。この辺は個人差があるところですので、お店での実食で確かめてみてください。

 あともうひとつ。定食オーダー時及び、デミチキンカツ丼にとん汁(小)を追加される方は、ご飯大盛りが絶対のオススメです。とん汁の濃い目の味わいがご飯の消費スピードを著しく加速させますので、ぜひお腹を存分に空かせておいて『かつや』に向かってくださいね!

●DATA

『かつや』デミチキンカツ定食

期間:2022年1月7日(金)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/
※価格は全て税込