大寒の七十二候(しちじゅうにこう)
款冬華(ふきのはな、さく)
ふきのとうが雪の間から咲き始めるころ
水沢腹堅(さわみず、こおりつめる)
1年で最も寒い時期を迎え、池の水も凍るころ
鶏始乳(にわとり、はじめて、とやにつく
鶏が春の気配を感じ、卵を産み始めるころ
(広告の後にも続きます)
大寒の旬野菜
はしり(市場に出回りはじめたもの、初物)
からし菜、うるい、あしたば、のびる、つくし、タラの芽
さかり(おいしくて栄養価も高く、価格も安定)
菜の花、ふきのとう、かぶ、サツマイモ、春菊、白菜、わさび、ブロッコリー、大根、ちこり、芽キャベツ、冬キャベツ、ターツァイ、カリフラワー、水菜、小松菜
なごり(旬の終わりかけ、コクや深みを楽しむ)
下仁田ネギ、ほうれん草、ねぎ、くわい、金時にんじん
小寒の旬食材
くだもの
りんご、いちご、スチューベン、アボカド、みかん、きんかん、いよかん、ゆず、れもん
魚介
牡蠣、つぶ貝、なまこ、ヤリイカ、イイダコ、イセエビ、ズワイガニ、アンコウ、白魚、ひらめ、にしん、イワシ、ブリ、クエ、サワラ、鯛
(広告の後にも続きます)
1年でいちばん寒い季節を迎えます
寒さを乗り越えるための体力をつけていきましょう。今月17日は土用入りし、特に養生を大切にしたい期間に入ります。といっても普段の食事を質素に心掛けるので、むずかしいことはありません。むしろ普段おかずが多いご家庭だと、少し楽できる期間ともいえます。玄米ごはん、お味噌汁、旬のお漬物を基本にして、もう1~2品、体が喜ぶおかずをいただきましょう。
二十四節気はこの大寒で最後の節気を迎え、ひと巡りを終えます。次節は立春、いよいよ春の暦を迎えます。少しずつ春の足音が聞こえ始めるころ、まだまだ寒いですが、桜を待ちわびるうれしい季節になります。日々の体作りはすべての土台、養生食を心掛け、体も心も軽やかにしてお過ごしください。