能登塩と絹のようになめらかな食感が共鳴。金沢ならではのプリンです/【連載】達人おすすめのお取り寄せ

石川県の奥能登の伝統製法で作られた希少な海水塩を使ったプリン。クリーミーな食感で、塩を使うことでマイルドでまろやかな甘さとなり、後味さっぱり。

金沢に住む私。最近、金沢の観光地をブラブラお散歩するのにはまっています。金沢のお取り寄せと言えば、どうしても「和」のもの、お菓子ならば、和菓子のイメージが強いのかなと思いますが、最近は洋菓子も熱いと私は感じています。

中でも最近のお気に入りは、ひがし茶屋街にお店がある金澤ぷりん本舗のプリン達です。

私は、ひがし茶屋街をお散歩中に発見し、お持ち帰りしましたが、お取り寄せも可能とのことでこちらでも紹介させていただきたいなと思いました。

ころんと小さな小瓶に入ったプリンです。着物を着た女性がステキな金沢らしい和のテイストのパッケージだったり、石川県内のこだわりの素材をたっぷり使っていたり、金沢らしいスペシャルなプリンだと思います。

とてもおいしいです。特にすばらしいと感じたのは、このなめらかすぎるくらいの食感です。

コンビニでもおいしいプリンが手に入るようになり、多少のおいしいプリンでは驚けなくなってしまった私達ですが、これは食感の良さで抜けているなと感じました。正に絹のようななめらかさです。かたくない、やわらかくない、ちょうどいい食感。

味は5種類です。金箔あずき、オリジナル、能登塩、加賀棒茶、抹茶。どれもおいしいのですが、個人的に一番気に入ったのが、この「能登塩」です。

揚げ浜式製塩法(石川県の珠洲の方の伝統的な塩の作り方です。数年前にNHKの朝ドラでも取り上げられて有名になりました)で作られた貴重なお塩を使っています。

塩を入れることにより、甘さがマイルドでまろやかになっておいしいです。そして、そのマイルドさまろやかさが、この絹のようになめらかな食感と見事に共鳴。これは奇跡的なおいしさだと思いました。

ひがし茶屋街にあるお店では、店内でプリンをいただくこともできます。また、店内限定のプリンソフトもあります。

皆さん、金沢にいらっしゃった時は、ぜひ町屋の雰囲気と共においしいプリンを味わってみて欲しいです。