文具のとびら編集部

SYRINXは、「Hasamu A4」という製品のセルフクラウドファンディングを、2022年5月16日より同社のサイト内にて開催している。

「Hasamu A4」は、A4用紙を半分サイズで持ち運べる、開けばそのまま自由に書けるという、クリエイティブに思考を広げアイデアを練るためのツール。
詳細:https://syrinx.audio/blogs/topics/hasamu-a4-crowdfunding

■自社セルフクラウドファンディングへの挑戦

同社では、これまで新製品の発表には、クラウドファンディングプラットフォームを活用し、累計で3.5億円以上を調達してきた。しかし、より良い体験とサービスを提供し、SYRINXというブランドがさらに信頼を確立していくために、自社サイト内でクラウドファンディング形式の予約販売を行うことを決めた。セルフクラウドファンディングは国内での事例があまりなく、開催中の第一弾のプロジェクトも含めてその成否は新たな販路の可能性としても大きな注目を集めているという。

実施期間:2022年5月16日 12:00~2022年8月15日 23:59
製品詳細:https://syrinx.audio/products/hasamu-a4-liscio

■製品紹介

・発想を広げるツール

「Hasamu A4」開発の動機は、より自由に発想するツールを使ってもらいたいという想い。アイデアを練る時、最初からデジタルツールを使う方も増えているが、アプリを立ち上げ、ツールを選び、入力するという過程には、タイムラグや機能的な制限がある。手は脳と直結したツールといわれており、頭で考えたことをダイレクトに表現しフィードバックを即座に得る感覚はアナログならでは。そのストレスのない状況が、クリエイティブに思考を広げ、アイデアを練るために重要といえる。しかし、雑記帳のように思いつくまま書き連ねると、ノートもスケッチブックも、すぐにページを使い果たしてしまう。不要なページの削除もできず、大量の保管に困ることもある。
「もっと気軽に、もっと自由に」その想いを叶えるために、Hasamu A4 は誕生した。

・裏紙の有効利用

「Hasamu A4」開発のもう一つの動機は、環境対策。廃棄されてきた裏紙を有効利用するためHasamu A4は誕生した。しかし、実際に使用を開始すると予想外の発見があったという。通常のA4用紙も汎用性が高く便利だが、裏紙の場合、書き損じや枚数を全く気にせず、何でも自由に書くことができる。アイデアを練るには、ストレスなく書けることが大切。裏紙の有効利用は、その点でも適しているといえる。

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■製品仕様
外形寸法:約W350 x H225 mm(開時)
最大容量:A4コピー用紙15枚
製品重量:約110g
革   :牛革
製造国 :日本
知的財産:意願2022-005318、意願2022-005319

■SYRINXとは
レザーブランド「SYRINX」は2016年、建築家 佐藤宏尚氏が、自ら設計した空間に置くためのオーディオブランドとして誕生した。革製品の開発は、オーディオの音質のために佐藤氏が「柔らかく重い革」を探し求めて出会った希少なヴァケッタレザーを、端材まで大切に使いきりたいという想いから始まった。以降、TsutsumuやHitoeなど、新たなコンセプトの革製品を次々と発表。世界三大デザインアワード、Reddot Award(独)、iF Design Award(独)、IDEA(米)のほか、A’ Design Award(伊)、おもてなしセレクション(日) を受賞するなど、国内外で高く評価されている。