高齢者の運転をやめさせたい!事故しやすい運転の特徴、免許返納や更新の手続き、事故の対策について解説

3-1. 免許更新のための講習

講習の内容は、DVDによる安全運転の講義、視力や視野の検査、実際の運転指導などです。

70歳〜74歳の場合、2時間(5100円)の講習を受ける必要があります。

75歳以上の場合、認知機能検査の結果により3つの分類に分けられ、それぞれ受ける講習が違います。

つまり、認知機能の程度により、2時間(5100円)の講習、3時間(7950円)の講習のどちらかを受けます。

また、認知症が疑われる場合には、臨時の適性検査または医師の診断書提出が必要となります。

〈外部リンク〉高齢者講習等の流れ

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3-2.免許更新のための認知機能検査

75歳以上の場合、30分(750円)の認知機能検査を受ける必要があります。

認知機能検査の内容は、大きく分けて3つです。

・1つ目:時間の見当識(日にち、曜日、時間がわかるかどうかの検査)

・2つ目:①イラストを覚える(イラストが書かれたボードを見て何が書かれてあるかを覚える)

      ②介入課題(たくさんの数字から特定の数字だけに印をつける注意力の検査)

      ③手がかり再生(①で覚えたものを思い出す記憶力の検査)

・3つ目:時計描画(白紙に時計の文字盤を描き、指定された時刻を描く検査)

〈外部リンク〉認知機能検査の方法および内容

◉認知機能検査を体験する場合はこちら

4.高齢者の運転をやめさせるメリット・デメリット

高齢者の運転をやめさせることにより、どのような影響があるのでしょうか。

メリットとデメリットについて考えてみましょう。