富士の裾野を彩る芝桜、その数なんと50万株!
さて、今年の芝桜はやや見頃を過ぎましたが、園内を彩る50万株の中には、8種類の異なる品種の芝桜が咲き、まだまだピンクの絨毯を楽しめます。一口に芝桜といっても品種ごとに魅力も異なり、めったにお目にかかれない希少種も。注目すべき芝桜を編集部が4品種をピックアップしてご紹介します。
‘マックダニエルクッション’
北米原産の大輪咲き芝桜‘マックダニエルクッション’。育て方も容易な芝桜の中でもメジャーな品種で、この芝桜まつり会場の大半を占めています。濃いピンクの可愛らしい花弁に似合わず寒さに強いので、朝晩が冷え込む富士の裾野の気候にもマッチしているのでしょうね。葉を覆い隠すように乱れ咲くその存在感には心奪われます。会場入口付近のミニ富士も、今年はこの品種で彩られていました。
‘オータムローズ’
ローズピンクの花色が優雅でエレガントな‘オータムローズ’。一般的に「ピンクのシバザクラ」と呼ばれている種類です。女性的な優しさが垣間見える花色は、見る人の心を穏やかにしてくれます。
‘スカーレットフレーム’
園芸品種としても人気の赤い芝桜、「スカーレットフレーム」。“目にも鮮やかな緋色の炎”を意味する名称がなんとも情熱的。富士の朝もやの中で咲き誇る姿を想像すると、その神秘的な光景に畏敬の念を抱いてしまいます。
‘オーキントンブルーアイ’
“柔らかい紫を表すオーキッド”が名の由来とされている‘オーキントンブルーアイ’。淡い赤紫の花色は、どこか清らかさを感じさせてくれます。圧倒的な暖色系の中にあって、その凜とした存在感が際立っていました。
‘ジャイアンローズ’
大輪ながらも、ややシェイプがかった花弁が印象的な‘ジャイアントローズ’。市場での流通量も少なく、とても希少性の高い品種なのだそうで、ここでこうしてお目にかかれるというのは、じつはとても貴重な体験なのかもしれません。
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SNS映え必至の写真が撮れる園内のフォトスポットを楽しもう!
摩訶不思議な写真が撮れる「幸せの黄色い扉」
園内に入り右方向に目をやると、一見して目立つ扉のオブジェが異彩を放っております。これは「幸せの黄色い扉」というフォトスポット。晴れていれば、まるで扉の向こうに異次元世界の富士が繋がっているかのような、ちょっと不思議な写真を撮ることができます。
併設の「マチカメセルフ撮影サービス」を使って写真を撮ると、当日がどんな天候であろうと、絶景の富士と陽の光を浴びたおびただしい芝桜との「合成写真」を撮ることができます。ただし、合成写真をスマホ等の端末に保存する際には有料となります。