2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。手術後は、たくさんの管をつなげることになるらしく……。

大腸がんらしい 49
大腸がんらしい 49
大腸がんらしい 49
大腸がんらしい 49

マンガでは省略していましたが、術後は体にたくさんの管をつなげて過ごします。

その中でも、私的ベスト・オブ・菅は「ドレーン」。

手術で切った皮膚の傷口から内臓液を取り出す管です。

まあまあの太さがあるものが刺さっているのですが、不思議と痛くありませんでした。

でも……臭い! 内臓液って臭うんですね。

病院はいろいろな臭いがして独特だなと思っていましたが、内臓液の匂いもその原因の1つなのかも。

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手術後は内蔵液が漏れ出ることにもびっくりしたというおさしみ1番さん。個人的には、内蔵液はとても臭く感じたそうです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。

【里村先生からのアドバイス】
管から出てくる液体は臨床的には、浸出液や体液と呼ばれています。ドレーンは、留置されている場所によって目的は異なります。吻合部(腸管同士を縫合した部位)の近くに留置されている管は、術後出血や縫合不全が起こると血液や便などが出てきて貴重な情報になります。
また、縫合不全など起こると、管があることで膿が腹腔内にたまることを防いでくれる役割や縫合不全の治療にも使われることがあります。合併症が起きなくても、浸出液などがおなかの中ににたまるため、ドレーンは手術後に非常に重要な管です。

著者/おさしみ1番(38歳)
2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。
病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。
4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。
Instagram:@osashimi111