暖房器具には様々な種類があり、住んでいる地域の気候や家族構成に合わせ、適切なものを選ぶことで冬を快適に乗り越えられます。
中でも、カーボンヒーターは換気がしにくい場所でも使うことができ、主に洗面所やキッチンなどで使用されています。
今回は、電気ストーブを使用する際にかかる料金についてご紹介します。
様々な暖房器具と比較した結果、最も安く使用できるのは一体どの暖房器具なのでしょうか?

各種電気ストーブの電気代目安

ヒーター

電気ストーブと一概に言っても、カーボンヒーターやハロゲンヒーター、セラミックヒーター、石油ファンヒーター、オイルヒーターなど、様々なタイプの暖房器具があります。
以下では、各種電気ストーブを使用した際にかかる電気代の目安についてご紹介します。
電気代がおよそいくらかかるのか知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
電気代は「消費電力×電気料金単価」で計算を行います。

カーボンヒーター

炭素繊維の発熱体を熱源とした暖房器具のことを言い、電気を通すことによって遠赤外線を発生させて暖めます。
遠赤外線であるため暖かくなるまでの時間が短いほか、電熱効率が良いことや換気をする必要がないことがメリットとして挙げられます。
ただ、暖められるのは遠赤外線が当たっている部分のみであるため、部屋全体を温めるのには不向きです。
特徴を踏まえた上で選ぶようにしましょう。
最近では、人感センサーや、一定時間を超えると電源が自動でオフになる機能を持った製品も登場しており、節約にもつながります。
カーボンヒーターを1時間、「弱」で使用した場合にかかる電気代は、約12.1円です。
「強」にした場合は、約24.3円となります。

ハロゲンヒーター

カーボンヒーター同様、遠赤外線の暖房器具となっており、ガスなどを燃やさず使用できるのが特徴です。
ハロゲンランプが熱源となっており、電源を入れてからすぐに暖まるなど即暖性に優れています。
ただ、ハロゲンヒーターも遠赤外線であるため、部屋全体を温めるのには向いていません。
ハロゲンヒーターは「弱」は約8.9円、「中」は約18.1円、「強」は27円が1時間使用した場合の電気代の目安となっています。

セラミックヒーター

内蔵されている特殊加工が施されたセラミックを発熱することで、暖かい空気を生みだす暖房器具です。
対流式で温める構造になっていることから部屋を温めるまで時間を要します。
最近では、ファンが付いたタイプのセラミックヒーターが増えており、加湿器や空気清浄機などの付加機能が付いている製品も人気です。
1時間あたりの電気代の目安は、640Wで約17.28円、1170Wで約31.59円と、他の電気ストーブよりも高くなっています。

石油ファンヒーター

灯油を燃料とし、発生した熱をファンで送風することで温める暖房器具です。
他の暖房器具と比べると出力が強く、短時間で部屋全体を暖められます。

また、空気も乾燥しにくく、快適に使用できるとして多くの家庭で用いられている暖房器具です。
1時間あたりの電気代は約0.29~0.59円がおよその目安です。
ただ、燃料に灯油を使うため、電気代以外に灯油代もかかることを念頭に置いておきましょう。

オイルヒーター

フィンの中の密閉された容器にオイルが入っており、そのオイルを電気の熱で温めることによって、熱を発生させる仕組みです。
ガスや燃料を使わないため、使用中も綺麗な空気を保ちます。

ただ、部屋全体を温めるまでには時間がかかるようです。
オイルヒーターを使用した場合、1時間あたりの電気代の目安は、「弱」で約13.5円、「中」で約18.9円、「強」で約32.4円となっています。

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エアコンやホットカーペットの電気代は?

ホットカーペット

ここまで、各種電気ストーブの料金と共に、それぞれの特徴についてご紹介しました。
エアコンやホットカーペットなど、その他の暖房器具を使用した際には一体どれくらいの電気代が発生するのでしょうか?
エアコンの電気代は暖房を使用する際の消費電力を用いて計算を行います。
8~10畳用で910Wが用いられていることが一般的です。
910Wの場合、1時間あたりの電気代は約24.57円となります。

ホットカーペットはサイズに応じて計算する必要があります。
1畳用で200~300W、2畳用で300~400W、3畳用で400~500Wを基準として考えましょう。
ホットカーペットの1時間あたりの電気代は、200Wで約5.4円、500Wで約13.5円となります。