心と体を心地よく、美しい状態にするフランス式ライフスタイル「ビヤンネートル(Bien-être)」をキーワードに、日仏美容家のナタリーが今気になるコスメをナビゲート。今回はニュージーランド発のオーガニックコスメをPICK UP。
古くから動植物に寄り添いながら、ともに暮らしを紡いできたニュージーランド。コスメブランドにおいても、肌づくりの捉え方やものづくりへのこだわりに、その精神を垣間見ることができます。なかでも、2006年に首都ウェリントンで誕生した「アンティポディース」は、ニュージーランドの汚染のない肥沃な大地と澄んだ空気、そして長い日照時間などの自然の恵みが込められたナチュラルでピュアな処方が魅力。自然の生命力を肌で直接感じ取ることができるアイテムが揃っています。
ジメッとした梅雨から夏にかけて手にとってほしいのが、ハチミツのようにとろりとしたテクスチャーのクレンジング。「アンティポディース」といえば、頼もしい効果をもたらしてくれるスーパーフードを採用していることでも知られていますが、こちらのクレンジングにはオレンジの100倍といわれるビタミンCを含んだカカドゥ・プラムが配合。また、ハイビスカス花エキスが、夏に頭を悩ませる角質を穏やかにケア。汚れや老廃物の蓄積によるくすみやザラつきをオフし、透明感のあるクリーンな肌に整えます。 さっぱりとした洗い上がりなので、朝の洗顔としても最適。朝が苦手な私は、気持ちをシャキッとしたい朝などにマンダリンの爽やかな香りを楽しみながら洗顔を行うようにしています。
肌本来が持つ個性を取り戻してほしいという想いから開発されたクリームもまた、初夏のスキンケアには欠かせない存在。クレンジングと同様、カカドゥ・プラム由来のビタミンCを配合しているので肌にかかる日中のストレスをカームダウン。また、エイジングケアとしても注目を集める植物由来のバクチオールも含まれているので、くすみや乾燥、たるみなどへの多角的なアプローチが叶います。
長引くマスク生活にも終焉の兆しが見えてきた今、自分の肌と対峙しながらメイクをしなければならない日も増えてきました。気分が乗らない朝でも、このクリームで肌をたっぷり潤し、日中の肌を艶やかに演出するようにしています。
肌に喜びと健やかさをもたらす2つのスキンケアアイテムで、ぜひ健やかな肌を育んでみてくださいね。