糖尿病やその予備群の方は、「胃」「十二指腸」のゾーンを押しほぐして、そういった兆候を防ぎつつ、消化吸収の働きを正常にしてください。加えて、血糖値を下げるインスリンの働きに関わる「膵臓」と「視床下部(下垂体)」もほぐしてください。【解説】鈴木きよみ(アンピール代表・足裏研究家・足のひと®)

解説者のプロフィール

鈴木きよみ(すずき・きよみ)

足裏研究家。自由が丘で延べ30万人以上の足を見る。その中で培ってきた経験をベースに、独自の足の裏ほぐしの理論と技術を確立。企業でのセミナーやスクールでの講師、TVや雑誌など、幅広い分野で活躍中。近著『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(ワン・パブリッシング)好評発売中。

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症状別 足の裏のほぐし方
【糖尿病】

[別記事:現代日本人にベストマッチの「足の裏ほぐし」足の裏診断&足の裏治療マップ→

糖尿病や、その予備群の方は、「胃」「十二指腸」のゾーンに深いシワが出ることがほとんどです。ここを押しほぐすことで、そういった兆候を防ぎつつ、消化吸収の働きを正常にしてください。それが、食生活の乱れの改善につながります。

加えて、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きに深く関わる「膵臓」と「視床下部(下垂体)」も押しほぐしてください。

刺激する反射区

両足の場合は左足から押しほぐす
手の形の詳細は冒頭別記事参照

(1)胃・十二指腸[両足]

【手の形】
2本指関節プッシュ

【スタート位置】
第1指の膨らみ(母指球)の下

【やり方】
スタート位置に人さし指、中指を当て、圧をかける。圧をかけたまま、土踏まずにある「胃」「十二指腸」のゾーンを、上下にしごくように3回押しほぐす。

(2)膵臓[両足]

【手の形】
関節プッシュ

【スタート位置】
土踏まずの内側中央

【やり方】
スタート位置に人さし指を当て、5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。

(3)視床下部(下垂体)[両足]

【手の形】
関節プッシュ

【スタート位置】
第1指の中央

【やり方】
スタート位置に人さし指を当て、5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。

この記事は『安心』2022年5月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b603865.html