私が初潮のころからずっとお世話になっている「生理用ナプキン(以下ナプキン)」。昔と違って、今は消臭機能が付いたり、オーガニックなものが出てきたりと、いろいろなタイプが手軽に手に入るようになりました。それどころか、布ナプキンや吸水ショーツなど、紙製の生理ナプキン以外の選択肢まで出てきた今日このごろ。実際に私がいろいろな生理用品を試してみて、最終的に何を選んだのか、その体験をお伝えしたいと思います。

選択肢が増えたことで脱ナプキンを考えるように

生理イメージ

子どものころから経血量が多く、苦労してきた私。高校でタンポンデビューしてからは、長い間ナプキンとタンポンの併用で乗り越えてきました。しかし最近、ネットやメディアなどを通して月経カップなどの新しい選択肢があることを知り、私も脱ナプキンを考えるようになりました。

私が脱ナプキンを考えた理由は、大きく3つです。
1つ目は、ナプキン使用に伴うマイナス面の解消。具体的には蒸れてかゆくなる、トイレで交換するときの音が気になる、においが気になる、かさばる、買い物が大変などです。また、私は血を見るのが大の苦手なので、毎回トイレで大量出血を見るのが本当につらいのです 。そのため、交換回数を減らして血を見る回数を減らしたいと思いました。

2つ目は、生理ナプキンには吸水ポリマーが使われていると知ったから。吸水ポリマーは経血吸収に役立つそうなのですが、一般的な冷却シートにも使われているのだとか。冷え性で苦労している私は、生理中は常に股に冷却シートを貼っている状態!? と驚がくし、可能であれば避けたいと思いました。

そして3つ目は、サスティナブルへの配慮。ナプキンは再利用不可能で、毎回大量のごみが出ますが、布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツはどれも再生可能。洗って使えばお財布にも地球にもやさしい。まさに、時代に合った製品だと思いました。

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私が感じた新しい選択肢のメリット・デメリット

布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツイメージ

私が「脱ナプキン」のために選んだ「布ナプキン」「月経カップ」「吸水ショーツ」の3つを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。

【布ナプキン】
メリットは肌触りの良さ。柄や大きさといった選択肢の多さです。

デメリットは、外出先で取り換えて持ち帰るのに気をつかうこと。時間がたつほど汚れが落ちにくくなること。つけ置きの際、水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと 。生理中濡れているのがわかる上、蒸れやかゆみが起きること。ナプキンに比べると吸収力も劣り 、私の大量出血は防ぎ切れませんでした。

【月経カップ】
メリットは、ナプキンの不快感を解消してくれたことです。蒸れやかゆみ、におい、交換時の音などはすべて解消してくれました。

デメリットは、出し入れの大変さ。出すときに液体の血液を見なければならない上、勢い良く飛び出て辺りに血が飛び散ったことも……。外出先でも交換時に洗わなければならないのがひと苦労でした。また、入れるときに少し痛みを伴います。慣れればスムーズに入れられるようになるのでしょうが、私は失敗が多く、入れ直さなければならないこともありました。

【吸水ショーツ】
メリットは、吸収力。普通のショーツと同じ見た目で、2日目でも漏れなしでした。蒸れやかゆみも起こらず、臭いも気になりません。また、私は黒色を購入したこともあり、血を見なくて済むのはうれしかったです。

デメリットは、洗うときに水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと。もちろん、つけ置きしても真っ赤になります。