現在46歳の主婦兼ライターです。私は42歳から原因不明のひどい回転性のめまいに悩まされ、仕事が続けられなくなり、22年間務めた会社を退職しました。後に、更年期が原因の1つだったことが判明するのですが、そこにたどり着くまでの不安でつらかった道程をお話しします。

めまいの始まりは突然に

目眩に悩む女性のイメージ

短大卒業後、22年間パソコン作業が主体の事務職をしていました。

42歳の夏、外食をして買い物をしていたら急に気分が悪くなりました。急いで帰宅しましたが、そのころにはもう目の前がぐるぐるして何かにつかまらないと歩けないほどの回転性のめまいが起こっていました。横になってもぐるぐる。とにかく頭を動かせず、嘔吐もあり、ほぼ寝たきりで数日過ごしました。

3カ月後、同じめまいが起こりました。そのまた3カ月後にも同じめまいが起こり、さすがにおかしいと脳神経外科を受診しました。が、レントゲンもMRIも異常なし。他にも耳鼻科、甲状腺科を受診しましたが、結局異常は見つかりませんでした。

そこで、少し早いけど更年期ではないかと婦人科で検査をしましたが、異常はなし。結局めまいの原因はわからずじまいでした。

その間にも、めまいは3カ月から1カ月に一度と頻度が高くなっていました。

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原因不明、そして、退職へ

薬のイメージ

めまいがいつ起こるのかという不安から眠れなくなり、腹痛の症状も出始めたため、消化器内科を受診しましたが異常なし。そこでメンタルクリニックを勧められ、安定剤を服用し始めました。

3カ月経過したころ、生理が来なくなりましたが、薬の副作用と言われました。体調が落ち着いていたこと、生理がないほうがラクということで、そのまま薬の服用を継続しました。

薬を服用し、生理が来なくなってから2年たったころに婦人科を受診しました。血液検査でホルモンの数値が低く、生理が止まった原因はおそらく薬の副作用ではなく閉経に向かっていたのだろうと言われました。生理が来なくなったときに、再度婦人科で検査をしていれば、もっと早くめまいの原因が判明したかもしれません。

結局仕事の継続は困難と判断し、43歳の秋に退職しました。定年まで働く気満々だったたので、大変ショックでした。