37歳のときに不安障害を発症した私。当時、私は栄養士の仕事をしていたのですが、人が少ない職場で自分が休むと迷惑がかかるという思いから休みも取らずに朝早くから夜遅くまで働き詰めでした。そんな中で発症しました。

その後、約1年半の通院生活を経て、自己判断で通院をやめたものの、なかなか完全には治らず不安定な状態はずっと続き……。43歳で回復したと感じられるようになるまでは人生のどん底で、これから自分がどうなるのかが本当に不安でした。私が不安障害を発症してから克服するまでに何をしたのかを紹介します。

不安障害の発症当初にしたこと

薬服用のイメージ

不安障害を発症してから1年半ほどは心療内科に通いつつ、自分でできることは何かを考えて行動していました。していたことは以下の3つのことです。

1.ちゅうちょせずに薬に頼った

不安障害と診断された当初は、精神安定剤などの薬に頼ることは不安でした。ですが私の場合、発症すると急に動悸が激しくなったり夜眠れなくなったりして、体調が悪くなって精神状態にも影響を及ぼしていたので、薬に頼ることも大切ではないかと思うように。ちゅうちょせずに薬を飲むようになったおかげで、安定した精神状態を保てる時間が増えました。

2.不安を感じる環境から逃げた

不安障害を発症してから、職場にいると急に動悸がしたり手が震えたり、不安が増したりするようになりました。休職という手もあったのかもしれませんが、私の場合はこの仕事を続けること自体が不安だったため、辞めました。

3.いつも楽しくなるように心がけた

日常生活では、バラエティーやコメディなど楽しい気持ちになれるテレビを見ました。テレビを見ている間は不安が和らぐのです。また、楽しい音楽を聴いて踊ること、美術館や公園など心が豊かになる場所に行くことも気分を上げるのに効果的でした。友人と会って、不安に思っていることやたわいのない話をするのもよかったです。

半面、事件や事故などの悲しい話題などはより不安感が増してしまうので避けました。

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ラクになるために性格を改めることに

暗い気分イメージ

上記を続けた結果、心療内科に通い始めて1年半ほどで徐々に薬が減り、頓服薬のみの処方に変わりました。そこで私は、今後は薬がなくなるが何かあったときに行けば良いやと思い、自分から通院を中止。そう思えるくらい回復したと感じていたのですが、やはりまだ不安定な状態は続いていました。結局は自分の性格を変えなければ不安定な状態が続くと考え、自分の性格を改めることにしました。

ネットで検索したところ、不安障害になりやすい人は以下に該当するようでした。
・感受性が強く繊細で心配性。小さいことにクヨクヨしやすい。
・完璧主義で理想が高い。頑固で負けず嫌い
弱気な性格と強気な要素を併せ持った人が発症しやすいようでした。私は、まさに自分のことだと感じました。