独身で一人暮らしをしている人の支出の中で、大きな割合を占めているのが「食費」です。
食事をすることは生きる上で必要不可欠ですが、だからといって好きなものを好きなだけ食べようとすれば、その分だけ出費も増えてしまいます。
とはいえ、独身の食費の平均額を知らなければ、自分の1ヶ月あたりの食費が高いのか低いのかを判断することもできません。
総務省統計局が公表する最新版のデータを元にして、独身で一人暮らしをしている人の食費の平均額をご紹介します。
また、独身の方に限らず、食費の節約について全般的に知りたい方は以下の記事もぜひ合わせて参考にしてください。
今すぐできる6つの食費節約方法とは?節約のコツや貯蓄方法もご紹介
独身の人の1ヶ月あたりの食費は平均3.8万円!
総務省統計局が公開する「家計調査年報(令和2年版)」を参照すると、男性が平均4.2万円、女性が平均3.5万円、全体的な食費の平均額としては約3.8万円となっています。
※()内は1ヶ月あたりの食費のうちの外食費※食品以外に菓子類、飲料、酒類、賄い費を含む
参照:家計調査年報単身世帯(家計収支編)2020年(令和2年)|総務省統計局
平均3.8万円のうち、1ヶ月あたりの外食費は7,515円となっており、女性よりも男性の方が外食費は高い結果となっています。
昨今では女性の働き方改革も行われていますが、一般的には男性のほうが会社勤めをしている率が高く、外出先で食事を済ませる機会が多い傾向にあると考えられます。
また、女性のほうがお弁当を作るなどして自炊をする割合が高いことから、全年代で外食費が抑えられていることも特徴的です。
結果として、男性よりも女性のほうが1ヶ月あたりの食費は抑えられていることがわかります。
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一人暮らしの理想的な食費と生活費はどれくらい?
独身で一人暮らしをしている人の理想的な食費は、一般的には収入の10〜15%程度が良いとされています。
たとえば、1ヶ月の手取り収入が30万円であるなら、ひと月あたりの食費は3〜4.5万円程度がベストです。
1日あたりの理想的な食費は968〜1,452円となるので、外食や中食をメインにしていると、1ヶ月あたりの食費は非常に大きな金額となってしまいます。
ただし、食費を切り詰めすぎると栄養不足で体調を崩してしまうことも考えられるので、これらはあくまで理想として覚えておき、普段の食費を見直す際の参考にしてみてください。