キャサリン妃がダイアナ元妃の称号「プリンセス・オブ・ウェールズ」継承へ

8日のエリザベス女王の死去を受け、新国王に即位することになったチャールズ皇太子。そして、チャールズ3世新国王のもと、ウィリアム王子やキャサリン妃の称号も更新されることに。

ケンブリッジ家の公式アカウント名はすでに更新

英国のエリザベス女王の死去を受け、チャールズ皇太子が、新国王チャールズ3世に即位することが明らかになった。その手続きは、8日に96歳でエリザベス女王が息を引き取った後、直ちに進められており、今後、正式な即位が行われる。

それに伴いウィリアム王子やキャサリン妃の称号にも変化が。その対応は素早く、女王の訃報を知らせたケンブリッジ家の公式SNSアカウント名は、8日の時点で、すでにDuke and Duchess of Cambridgeから、Duke and Duchess of Cornwall and Cambridgeに更新されていた。

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世界中から愛されたプリンセスの名を継承

チャールズ新国王は、1958年から、コンウォール侯爵という称号を持っていたが、それを使うことはなく、長らくプリンス・オブ・ウェールズの称号を名乗ることが多かった。チャールズ新国王の妻、カミラ夫人もプリンセス・オブ・ウェールズの称号を持っていたが、その呼称は36歳で悲劇的な死を遂げたダイアナ元妃が生前に名乗っていたもの。カミラ夫人は、ダイアナ元妃への敬意からか、このプリンセス・オブ・ウェールズの称号を公に使用することはなく、コンウォール侯爵夫人と名乗っている。


世界中から愛されたダイアナ元妃。その称号をキャサリン妃が受け継ぐ⁈ ©️ Tim Graham Photo/Getty Images

今回、チャールズ皇太子の即位によって「長男のウィリアム王子に、伝統的な王位継承者に与えるプリンス・オブ・ウェールズの称号を与える可能性がある」と英国の新聞『ミラー』は報道。もっとも王位継承権に精通した有識者によると「厳密に言うと、この称号は父から息子に継承するものではなく、それは新国王が決めることである」とのこと。もし、チャールズ新国王がウィリアム王子をプリンス・オブ・ウェールズの後継者に指名した場合、キャサリン妃は、皇太子妃を指すプリンセス・オブ・ウェールズに。つまり、あの世界中から愛されたプリンセス、ダイアナ元妃の称号を継承することになる。