大きさによって治療法は違う?



治療法は2つある

「軟性線維腫の治療はメスやハサミで切除するというものになります。

懸垂性軟性線維腫のように大きくなってしまったものを切除する際は、局所麻酔を使用して傷口を縫合することになります。縫合すれば抜糸の必要があるのでその分通院回数も増えますね。

小さければ麻酔もせずにそのままハサミでバチッと切って、テープをしてしまいます。ハサミで切ると聞くと怖い感じもしますが、少量の出血があるだけで痛みはあまりありません。

基本的には日帰りで治療します」(窪田先生)

他にも治療法はありますか?

「イボの除去と同じように炭酸ガスレーザーで焼き切ることもありますが、そちらはほぼないですね。

軟性線維腫に有効な市販薬もありません。

良性の腫瘍なので無理に取る必要もないものなので、見た目が気になれば手術をおこなうという形になっています」(窪田先生)

(広告の後にも続きます)

まとめ

良性の腫瘍で悪性に転じることはないという軟性線維腫。そのままにしていても特に問題はないそう。しかし、見た目が気になるという方は病院で治療を受けることを検討してみてはいかがでしょうか?

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/ウーマンカレンダー

著者/監修/窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。