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 コロナ禍でも売り上げ好調のコンビニエンスストアの高級おにぎり。通常100円台で買えるところ、200円以上するおにぎりに人気が集まっています。

『ファミリーマート』の「ごちむすび」シリーズでは、売上比率は発売初年度2020年13.6%のところ、現在は25.3%まで伸びているそう。そのニーズに応える形で、「ごちむすび」シリーズが2022年9月13日にリニューアル。2種類の新商品も同時に登場しました。

 今回のリニューアルでは、おにぎりの要となる米を改良。レギュラー商品の「大きな鮭はらみ」と「とろさば」の具材もより美味しく、高級感もアップデートしています。

新作「大きな鮭はらみ」と「とろさば」は本当により美味しくなっているのか?


「はらこめし」248円、「比内地鶏の炙り焼き鳥めし」220円

 米は100%コシヒカリを使用し、炊き方から見直しています。握りたてを食べているような、口に入れたときにほろりと崩れる絶妙な加減。パッケージも破りやすく、おにぎりに直接ふれずに食べられます。

「はらこめし」は東北地方の郷土料理モチーフに、出汁で炊いた北海道産の秋鮭と醤油漬けのいくら(鱒)が贅沢に入っています。いくらもしょっぱすぎず、鮭の身もくさみがないので食べやすい。どさんこの筆者も大満足! 1個248円とコンビニおにぎりとしては値が張りますが、試す価値アリです。

「比内地鶏の炙り焼き鳥めし」は、日本三大地鶏の秋田県産比内地鶏を採用。甘辛いタレに絡めて炙っているので、香ばしさが食欲をそそります。


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 米は比内地鶏エキスを配合したスープで炊き、仕上げに醤油で風味づけ。お米自体の美味しさも十分感じられます。こちらは、レンジで温めても美味しく食べられる商品です。

 新商品の2つは海苔がないタイプでしたが、今回のリニューアルで、海苔は瀬戸内産の1級以上のものを採用。特殊な加工で、頬張ったときの歯切れの良さも体感できるようになっています。

 食べて納得! 2倍の金額を払ったとしても、「ごちむすび」を選びたくなるこだわりがギュッと詰まっていました。新しくなったファミリーマートの「ごちむすび」、ぜひお試しあれ。

(撮影・文◎亀井亜衣子)