40代半ばごろから、生理周期の乱れや経血の多さ、生理痛の強さに悩まされたり、不定愁訴に苦しんだり……という日々を送っています。ですが、46歳で受けた血液検査の結果は、まだエストロゲン(卵胞ホルモン)は出ているということ。本格的な更年期治療はせず、対症療法で様子見の毎日です。

そんな中、周囲の同世代以上の男性から更年期障害の治療中だという話を聞くことが増えてきました。私の周囲の男性についてお伝えしたいと思います。

最初に聞いたのは、アラフィフ男性の友人から



「男性にも更年期障害はある」という話をよく耳にするようになりました。ただ、シングルマザーの私は夫がいないこともあり、そこまで身近なテーマとしては捉えていませんでした。ですがある日、最近様子がおかしいなと思っていたアラフィフ男性の友人から、実は更年期障害の治療を受けているという話を聞きました。

その友人は、私と同じひとり親でシングルファーザー。知り合った当時は穏やかでやさしい人だなと思っていたのですが、ある時期から盛んにイライラしているようになり、LINEや電話をしていてもいらだって一方的に話題を終えてしまうことがしばしば。私は友人の変化に戸惑い、「この人はもともとこういう性格だったの?」と疑ったりもしました。

また、その友人から睡眠が安定しないという話ややる気が起きないという話も聞きましたが、私は「よほどストレスがたまっているのだろう」というくらいにしか思っていませんでした。

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テレビで知った男性更年期、そして本人の口からも…



あるとき、テレビで男性の更年期障害が紹介されており、寝込んでしまって仕事にならないくらいつらいという例なども紹介されていました。「男性もこんなに更年期障害がひどいんだ……」と初めて痛感した私。そんなときたまたま、その友人から連絡がありました。

友人は「実は更年期障害ということがわかって、治療を始めたんだ」と切り出したのです。私は偶然に驚いて、「ちょうどさっきテレビでそれ見たよ! いろいろ大変だったんだね……」と伝えることができました。友人は漢方薬とホルモン治療をしているとのこと。それで睡眠も安定してやる気も復活しているそうで、それは電話やLINEの文面からも感じ取れました。

私は、その友人が「更年期の症状なのかもしれない」と自分で気付いて病院を受診したことがすごいと思いましたし、治療が功を奏していると聞いてとてもうれしく、また安心しました。