2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなったとりだまりさん。術後10日目、そろそろ退院する日も近そうですが……。





術後10日目、まだ尿を出したという感覚が戻らず、看護師さんに導尿してもらいました。

退院するには、導尿が50mlを切らないといけないらしく、自分で尿を出しきれないと、退院後も自己導尿をしないといけないため、「尿感覚よ、戻れ!」と思いながら、とにかく院内を歩きまくりました。









こんな物が自分のおなかに入っていたなんて……。
そして、がんと一緒に摘出した子宮筋腫がデカ過ぎてびっくり!

術後は、下っ腹がめっちゃスッとしました。
まぁ、子宮と卵巣の分も減っちゃっているわけですが……。





子宮頸がんの場合、4cmというサイズが、1B1期→1B2期へのランクアップの基準になるそう。
ああ、本当に嫌だ。





というわけで、手術入院はなんとか無事に(?)終えることができました。

このときはまだ「がんは4cm以上だったけれど、病理検査の結果次第では、もしかすると抗がん剤、やらなくてもいいのでは!?」と、むなしい期待を抱いておりました。

4cm超えとはいえ、がんは子宮の扁平上皮内(へんぺいじょうひない)にとどまっていて、手術できれいに取れたんじゃないかなー、と。

先生の「1B2期で、4cm以上」という診断で、抗がん剤フラグはしっかり立っているわけですが、「抗がん剤やるよ!」と言われるまでは、諦めきれないのが、がん患者心です。

そんなこんなで、抗がん剤をやるかどうかは、次回の通院まで持ち越されたのでした。
ー------------------------
摘出した子宮筋腫が本当に大き過ぎて、がん(子宮と卵巣)の存在がかすんで見えたと、とりだまりさん。そんなに大きな筋腫がおなかにあったかと思うと、驚いてしまいますよね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/とりだまり まど(46歳)
フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。