2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこない、退院したとりだまりさん。久しぶりの自宅での生活は……。





手術を終えて、とりあえず退院し、自宅に帰ってきました!

抗がん剤をするかどうか、病理検査の結果が出るまで、しばしの中休みです。

家に戻れてうれしかったのは、久々に飼い鳥に会えたこと!

お世話の後は、手術後に始めた習慣に取り組みます。





女性用トランクスでもだいぶラクなのですが、男性用に比べると、やっぱりちょっと締め付けがあるんですよね~。

脚の付け根の締め付けが気になる方は、よろしければ男性用を!





術後、とにかくしんどいのが、下腹部に負担がかかる体勢で過ごすこと。
立っていても、座っていても、数時間たつと下腹がむくんでパンパンになり、微妙に熱をもってくる。

なので、こまめに横になって、リンパ液を上半身に向かって流し、下腹部の負担を和らげる必要があります。

その際、足を心臓の位置よりちょっと高めにするために、クッションなどで10cm程度厚みを作っておくと、脚のむくみが引きやすいと病院で習いました。

ただし、あまり高く上げ過ぎると、太ももの付け根あたりで、かえってリンパ液が滞ってしまうとのことで、注意が必要みたいです。

こうしたこまめな休憩を挟んで、リンパ液が下肢にたまらないようにしないと、リンパ浮腫になるリスクが高くなります。

なので、私の場合は、2時間おきくらいに、こまめに横になるようにしていました。で、そのまま眠っちゃう。

実をいうと、術後1年間くらい、こんな感じでした。

自宅仕事だから、好きなときに横になれるということもありますが……だいぶだらけてますでしょうか(汗)。

外で働いている方は、どうやって休んでいるんだろう? すごく気になります……。
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下腹部にかかる体勢で過ごすことがとにかくしんどかったと、とりだまりさん。仕事柄、座っての作業がメインだと、こまめな休憩がより必要になりそうですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/とりだまり まど(46歳)
フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。