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 数々の銘店とコラボしたフードメニューを展開し続けている「セブンイレブン」では、関西を代表する銘店グルメを旅気分で楽しめる「関西グルメ巡り」を開催中です。まさか関西の名物グルメがこんな身近で食べられるとは……。関西出身者にはうれしすぎるフェアです。

 今回は、大阪と京都を象徴する有名店の2品をチョイス。大阪名物「肉吸い」発祥の店と言われる『千とせ』が監修した「浪花の肉うどん」と、京都ラーメンの原点といわれる『新福菜館』の「中華そば肉多め」です。本場の味とどう違うのか、食べ比べてみました。

大阪に行かなくてもいいかも! 本場の肉吸いを堪能できる「千とせの肉うどん」


615円

 まずはたっぷりの肉が覆い尽くす、『千とせ本店』監修の「浪花の肉うどん」をいただきます。

 肉たっぷりな見た目から、本店のうどんを思い起こさせます。蓋を開けた瞬間、関西の出汁の香りが広がりテンションもアップ。赤身と脂身の2種類の肉をじっくり煮込み、本店同様、あっさりした甘辛い肉の味わいを再現していました。そして、ほろほろとほぐれていく肉の食感も本店同様、感動モノ!

『千とせ』の名物である「肉吸い」は、この肉うどんの「うどん抜き」の注文がきっかけで誕生したといわれています。肉の旨みや脂身が溶け込んだ出汁は、まるで『千とせ』の肉吸いをいただいているかのようでした。

 麺は太めでコシがあり、食べ応え抜群! 量も肉に負けることなくボリューム満点です。しかしながら、関西風出汁がボリューミーな肉やうどんの重たさを感じさせなず、完食まで導いてくれます。二日酔いにぴったりなのもうなずけますね。

「千とせの肉うどん」のツウな食べ方も再現してみよう

 関西人としてはこの食べ方を忘れてはいけません。『千とせ本店』では「小玉」と呼ばれる卵かけご飯を一緒に食べるのが定番。ということで、ちゃっかり卵かけご飯も用意しました。


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 卵かけご飯に肉吸いの肉とネギを載せてみましょう。出汁が染みた肉と卵、ご飯が口の中で三位一体感となって、唸るほどの美味しさを堪能できます。

※本場「千とせ」の食レポはこちらからチェック!

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『新福菜館』の黒いスープの再現度に脱帽! 「中華そば 肉多め」も食べてみた


648円

新福菜館』といえば、「黒のスープ」と「黒チャーハン」が名物です。黒=秘伝の醤油ダレは一見、味が濃そうですが、キレのある濃さの中にも鶏がらベースのコクのある風味と焦がしの香ばしさがあり、クセになる味わいなんです。

 店主も納得のスープは、「あ! 新福のスープや」と思わせてくれるほど、醤油の奥深いコクと鶏がらのさっぱり感が絶妙に合わさっていて、これまた再現度高し!

 肉多めの表記どおり、大きめのチャーシューが4枚投入され、お店の中華そばよりも贅沢感が感じられます。チャーシューは薄めで柔らかく、秘伝のタレが染み込んで旨みもバッチリ!

 そう、これこれ。秘伝の醤油ダレに浸された味付き中華そばの麺も『新福菜館』ならではの味わい。お店同様、太くもなく細くもないちょうど良い太さで、どこか懐かしさを感じる味がしっかり再現されていました。

 監修というだけあって、本場の味さながらのクオリティーを見せつけてくれた2品。関西出身の方も関西グルメが好きな方も、セブンイレブンの「関西グルメ巡り」で銘店のあの味に再会してみませんか?

※『新福菜館』(麻布十番)の食レポはこちらからチェック!

(撮影・文◎道面 梓)