好きなことをして毎日を快適に過ごす



私は夫や子どもたちに「更年期症状だ」と話せたことによって、更年期を素直に受け入れられるようになりました。50年も持つ機械はあまりないでしょう。冷蔵庫も洗濯機も故障します。家は古くなっても使えますが、古くなるほど手入れは重要ですし、時には修理も必要でしょう。それと同じだと考えられるようになりました。

自分の体の変化を受け入れて、更年期とうまく付き合って行けばいいのです。薬を飲まなくちゃいけないではなくて、薬を飲んでいれば快適に過ごせると前向きに考えられるようになりました。

私はおいしくごはんを食べて、よく眠れるとニコニコと過ごせることがわかりました。そこで、おいしそうなお店を調べて、歩いてそのお店に行くようにしました。もとから好きだった食べ歩きと散歩を組み合わせているのです。おいしそうなパン屋を見つけて家族へのお土産にすることもあります。

家から歩ける距離にスポーツジムがあることもわかったので、ジム通いも始めました。鈍くなってしまった体幹を整えることで転んだり、けがの予防につながることがわかりました。散歩やジムで汗を流すと、おなかが空きます。おなかが空くとおいしくごはんが食べられます。散歩やジムのほど良い疲れは快眠につながります。

こうすることで私はニコニコと機嫌良く過ごせることがわかりました。これからも好きなことをして快適な暮らしを続けていこうと考えています。

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まとめ

私の更年期症状は激しい頭痛でした。運よく問診に時間をかけてくれる女医のいる婦人科に巡り合えたので、投薬治療を続けています。私の母は「更年期のせいだ」と口にすることがなかったので、母自身もつらく、私たち家族もぎくしゃくしてしまいました。

私は夫や子どもたちに更年期症状であると話せたことによって、更年期症状は古くなった家の手入れをするようなものだと考えるとラクになりました。私の場合、おいしく食事を食べること、よく眠ることで更年期症状とうまく付き合えるので、いつもにこやかでいられることを最優先に過ごしていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。

著者/marine(55歳)
晩婚&超高年齢出産で、高校生の息子と中学生の娘を持つ。閉経のころから更年期ゆえの体調変化が生じる。今はWEBライターをしながら、趣味の食べ歩き、カフェ巡り、ジム通いなど好きなことをして生活を満喫している。