結果は良性だったけれど



後日、MRI検査の結果を聞きに婦人科のクリニックへ。心配していた結果は良性! ようやくほっとひと息つけました。

医師によると「ほとんどのケースは良性。ただし卵巣に入っている歯や髪が消えてなくなることはなく、経過観察が必要」 とのこと。さらに生理が来れば卵巣の腫れが治まることも多いそうで、再度エコー検査で卵巣の状態を確認することに。

先生の話通り生理後のエコー検査では、3つあった左卵巣が1つだけの正常な卵巣に! まるでうそのように卵巣が元に戻っていることが確認できました。生理周期とともに卵巣の大きさや数が変化するなんて、こんな経験がなければ知ることもなかったです。

ただし右卵巣の皮様のう腫は変わらず残っているので、現在も3カ月に1度は悪化していないか定期的に経過観察をおこなっています。気軽な気持ちで申し込んだエコー検査で思わぬ結果が判明しましたが、現状では手術の必要性もなく経過観察のみで済んでいるので、振り返って考えると申し込んでよかったと思っています。

(広告の後にも続きます)

まとめ

妊娠・出産を終えてから子宮頸がん検査以外はしていなかったので、子宮や卵巣の隠れた病気に気付けずにいました。ひとまず良性の診断でしたが、卵巣のう腫の種類によっては悪性に転じる可能性が高いこともあるそう。不正出血などの目に見える症状がなくても、健康な毎日を過ごすためには定期健診が必要だと感じた出来事でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。

著者/いけがきみく
不妊治療を経て結婚7年目に待望の第1子を出産。産婦人科で務めていた経験あり。女性の気になるお悩みやリアルな体験談を執筆しています。