ライフプランニングって本当に必要? 具体的な人生設計の方法と重要性を解説します

ライフプランニングとは「一生涯における人生設計」のこと

テレビや雑誌を見ていて「ライフプランニング」という言葉を聞いて気になっていませんか?

ライフプランニングとは、簡潔にいえば「一生涯における人生設計」のことです。

具体的に説明すると、自分や家族の年齢と、その時に起こりうるライフイベントを表に書き出して、長い人生を見据えた資産形成を計画的に行うためのスケジュール表のようなものを指します。

スケジュールを書き出したものを「ライフイベント表」とよび、一般的には西暦・自分や家族の年齢・ライフイベント・予想される予算の4項目で作成されるのが一般的です。

ライフイベント表が完成したら、それをもとに「キャッシュフロー表」とよばれる資金繰り表でマネープランを作成します。

この手順を踏んでライフプランニングを行うと、長い人生の中で起こりうるライフイベントとそのタイミング、必要な貯金額などをイメージできるようになります。

本記事では、ライフプランニングによる人生設計のやり方と重要性について解説していきます。

ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシートの違い

ライフプランニングを行う際には、ライフイベント表やキャッシュフロー表のほかに「バランスシート」というものがあります。

ライフプランニングという言葉の意味を知らない人からすると、どの表が何のために使われるものかわかりづらいので、それぞれの違いについて簡単に解説します。

ライフイベント表・キャッシュフロー表・バランスシートの違い

ライフイベント表:人生の中で起こりうるイベント(マイホームの購入、結婚、出産など)やそれに必要な大まかな費用を書き出すもの

キャッシュフロー表:ライフベント表をもとにして作成する「将来の収支を予測」するためのもの。収入以外に支出も書き出すので簡易的な家計簿なイメージ

バランスシート:その時点における「資産」と「負債」の状況を書き出したもの

参照:日本FP協会

「ライフイベント表」は、長い人生の中で起こりうるライフイベントと自分の年齢、そのときに必要となる大まかな費用を書き出すものです。

「キャッシュフロー表」は、ライフイベント表をもとにして作成する「簡易的な家計簿」的なもので、家計の収支状況を書き出し、貯金残高などがひと目で分かるようにまとめたものになります。

最後の「バランスシート」は、その時点における資産や負債といった家計状況を書き出したものです。

一般的には現金や預貯金、株式などの有価証券が「資産」としてイメージされていますが、厳密な意味では住宅ローンやカードローン、学生の奨学金などの「負債」も資産に含まれます。

資産から負債を差し引いて残ったものを「純資産」とよび、これが本当の意味での資産となるので、ライフプランニングを行う上でバランスシートの作成も重要です。

ただし、これからはじめてライフプランニングを行う人にとってはハードルが高いので、まずはライフイベント表とキャッシュフロー表の2点に絞って将来の人生設計を行うのが良いでしょう。

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ライフプランニングのやり方

ライフプランニングを行うためには、ライフイベント表とキャッシュフロー表を作成する必要があります。

これらは日本FP協会の公式ホームページにライフイベント表やキャッシュフロー表のフォーマットが用意されています。

初心者向けにわかりやすく作られているので、これからはじめてライフプランニングを行う人はこれらを活用するのがおすすめです。

なお、日本FP協会ではあくまで見本を掲載しているだけなので、自分で好きなように表を作成しても問題ありません。

自分の夢や目標を追記できるようにメモ欄や備考欄を付け加えるのもおすすめなので、自分に合った形にカスタマイズしてみてください。