「ナスの乳酸菌漬け」の作り方│瓶で仕込む発酵保存食レシピ【寒露編】

2022年10月8日~10月22日、二十四節気の「寒露(かんろ)」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬をさらに約15日間ずつ分けた暦です。

前回の節気である「秋分(しゅうぶん)」では、秋のお彼岸を終え、春分までの後半期がスタートしました。今回ご紹介する「寒露(かんろ)」はどのような季節を迎えるのでしょうか?

この記事では、今の時期に旬を迎える野菜を使った発酵保存食の作り方・レシピとともに、寒露について解説します。

今回は、旬を迎えた秋なすを使って手軽に仕込める「ナスの乳酸菌漬け」と、アレンジレシピ「秋なすときのこのチーズトースト」をご紹介します。

季節の発酵保存食シリーズ【寒露】ナスの乳酸菌漬けとは?

季節の発酵保存食シリーズ【寒露】乳酸菌漬けなすとは?

なすと塩のみで漬ける、乳酸菌たっぷりのお漬物です。ご飯のおかずとしてはもちろん、酸味や食感のアクセントとして炒め物や一品料理にも使うこともできます。3か月以上保存可能ですが、おいしい間に食べきるのがおすすめです。

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「なすの乳酸菌漬け」の作り方・レシピ

材料(作りやすい量)

・なす 4本 
・塩 なすの総量の3%の塩

作り方

 

1、なすをよく洗い水気をとり、短冊切りにする

なすをよく洗い水気をとり、短冊切りにする

2、なすの総量を測り3%の塩をまぶし、塩が全体にまわるように混ぜ、15分放置する

塩が全体にまわるように混ぜ、15分放置する

3、なすから出てきた水分をぎゅっと絞る

なすから出てきた水分をぎゅっと絞る

4、なすを袋の中に、出た水分と一緒に入れる。空気が入らないように袋の上部の部分をくるくる巻いて止めておく。(汁がでてもいいように小さなボウルの上で発酵させると安心)真夏だと3日~、真冬だと5日、常温で発酵させる

空気が入らないように袋の上部の部分をくるくる巻いて止めておく

5、5日後のようす

5日後のようす

白濁してきたら、使いやすいように瓶に移す
味見をして酸味を感じられたら、冷蔵保存に切り替える

白濁してきたら、使いやすいように瓶に移す

冷蔵保存で約3か月ほど保存が可能ですが、あまり長期間発酵熟成し続けると風味が損なわれるので、おいしい間に食べきりましょう。

食べ方アレンジ

・そのままご飯のお供として
・ミョウガやシソと共に小さく刻んで、ひややっこや湯豆腐の薬味として
・小さく刻んで炒飯の具として
・鶏肉やこんにゃく、ごぼうと共に炊き込みご飯の具として
・チーズとの相性も◎!
乳酸菌漬けなすは食感がアクセントになりますので、いろいろな料理に工夫して使ってみてくださいね!