年齢を重ねると、肌が乾燥するのは仕方がないと思っていました。ただ5年ほど前に、乾燥がひどくなったと自覚させられる出来事がありました。足のすねや背中がかゆくなるのをはじめとして、ある日、体中から粉が吹いていることに気が付いたのです。

普段私は黒い下着を愛用しているのですが、洗濯する前に何げなく見たら、下着にびっしりと白い粉が付いていました。それは頭皮から出る細かなフケにそっくりでした。その詳細をお伝えします。

体中の保湿は無理!体の洗い方と下着の材質を検討

乾燥肌対策のために最初にしたのは、入浴を見直すことでした。肌の乾燥なら保湿を考えるのが先かもしれませんが、とにかく全身が粉を吹いていたので、とても自分で毎日保湿できる気がしませんでした。そのため、保湿以外の方法を考えたのです。

もともと長女は幼いときからアトピー性皮膚炎を繰り返していたため、皮膚科の医師に体を洗うときはタオルなどでこすらないようにと言われていました。アトピー性皮膚炎の人の肌は乾燥しているので、私もまねをしてみようと思い、手のひらにせっけんを泡立ててやさしくなでるように体を洗うことにしました。

また、肌着の材質も見直しました。冬は温かいほうが良いだろうと、機能性インナーを愛用していましたが、ネットで調べるとこうしたインナーは肌に合わない人もいるため、乾燥肌の人は避けたほうが良いという記事がたくさん見つかったのです。そこで少しでも乾燥が和らげばという思いで、主に綿を使った肌着に変えました。 

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ぶり返す乾燥肌!年齢に応じた体の洗い方とは

入浴方法と肌着の材質を見直すことで、ある程度の効果はありました。完全になくなったわけではありませんが、体から吹いていた粉はかなり少なくなったのです。どうしても気になる場所には手の届く限り保湿剤を塗ることもありましたが、しばらくの間はそれほど乾燥を気にすることはありませんでした。

しかし2年ほどたつと、また乾燥が気になるようになったのです。肌のことを考えて選んだ黒い綿の肌着の全面に白い粉がびっしりと付くようになったのです。ちょうどそのころ、25歳になっていた長女がせっけんを使わないと肌が乾燥しなくて良いと教えてくれたので、思い切って私も実行しました。 お風呂では汚れやすい足の裏や脇の下を洗うときだけせっけんを使い、あとはお湯で流すだけです。

最初は抵抗がありましたが、わざわざせっけんを泡立てて体を洗う手間がなくなるため、ズボラな私には一石二鳥でした。 これでしばらくの間は、乾燥が和らいでよかったのですが、また冬の乾燥が気になるようになりました。毎年年齢を重ねているわけですから、それも仕方がないと思っています。