原因はストレス? 心当たりは…

今回夫の体調不良の原因となった可能性が高かったのが「ストレス」ですが、パワハラや飛び込み営業による疲労の蓄積など、大いに思い当たるところがありました。

当時、私は高額の費用がかかる不妊治療中で無職。そのため夫は長く勤めている会社を辞めるわけにいきませんでした。

結局、原因であろうストレスからすぐには逃れられず、しばらくは再発におびえながら薬をお守り代わりに持ち歩く日々が続きました。

しかし、ほどなくして経営が悪化していた新会社は解体し、本社に吸収されることになったのです! 今がチャンスと思い、夫は転勤と職種変更を願い出て不慣れな土地やつらい営業職からも離れることが叶いました。

長く営業職を続けていましたが、もともと社交的ではない夫にはちょうどよい転機になったようでした。ストレスの原因と距離を置いた環境で働けることになり、夫婦ともどもホッとしたことを覚えています。この夏以降は、一度だけ軽いめまいの症状が出たものの、ひどい発作はなく過ごせています。

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まとめ

最初にめまいの症状が出たときは徒歩での通勤だったので大事には至らなかったものの、もし車の運転中だったら……と想像すると今でも背筋が凍る思いです。ストレスというと誰にでもあるものとつい軽く考えてしまいがちですが、やはり、過度なストレスは恐ろしいと実感した出来事でした。

そして、夫は我慢強い性格で、理不尽もグッと飲み込んでしまうタイプ。家族としてときには、無理をしていないかと様子を観察することも大事だと反省しました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。

著者/いとう ちえこ(44歳)
不妊治療を経て授かった息子の子育てに奮闘するアラフォーママ。
おっとりだけど、クセが強めな息子と宇宙について語り合うのが家族の楽しみです。