49歳になったばかりのころの話です。寝る前のスキンケアを開始しようとしたところ、なんとなく肌のくすみが気になったので、いつも使っていたピーリングジェルで角質を落としました。そして、そのあと新しく買ったナイトクリームを試しながらスキンケアをして寝たのですが……。

翌朝起きて鏡を見ると、顔全体が赤く腫れていたのです。なぜ腫れてしまったのか、皮膚科を受診してわかったことをお伝えします。

年齢肌に皮脂の取り過ぎは禁物だった!



ピーリングをしたあとで新しいナイトクリームを塗って寝たら、翌朝顔が腫れていました。赤い箇所はかゆみがあり熱も持っていたので、使ったことのないクリームでアレルギーが起きたかもしれないと驚き、すぐにそのクリームを持って皮膚科に駆け込みました。しかし、パッチテストの結果は陰性。「それならどうして……?」と尋ねたところ、先生に「ピーリングで肌を守る皮脂を取り過ぎたかもしれません」と言われました。

先生によると、更年期世代は何もしなくても自然に肌のバリアー機能が低下していくとのこと。それなのにピーリングなどで皮脂や角質を落とし過ぎると肌がさらに敏感になり、普段はなんの問題もない化粧水やクリームでさえ、今回のような症状を起こす場合があるようでした。ただ、症状のない場所を見ると、乾燥しているのに表面が皮脂でベタついているので、私の肌はインナードライ状態だっただろうとも言われました。

そのため肌の状態が不安定なので、日々のスキンケアを見直してみると良いとのこと。私の肌におすすめのスキンケア方法を教えてもらい、ロコイド軟膏を3日間塗りながら様子を見ることになりました。

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肌タイプに合わないスキンケアはやめる



まず先生に言われたのは、「アイテムを敏感肌用で保湿重視のものにすること」と「水分保持を第一に考えること」。敏感肌用のおすすめのスキンケア商品としては、ラ ロッシュ ポゼのトレリアンシリーズを紹介されました。そして水分保持に関して、洗顔後と入浴後は顔に付いた水分が蒸発する前にできるだけ早くケアをし、ケアの最後はクリームやオイルなどでフタをするようにとのことでした。

次に言われたのが「皮脂を取り過ぎるケアはやめること」です。例えば私の肌の状態を考えると、化粧を落とすクレンジング以外に洗顔フォームなどを使う必要はないそうです。つまり、ダブル洗顔はやめ、朝の洗顔も水かぬるま湯だけでおこなう。これだけでも少し良くなるだろうと言われました。

それから、クレンジングはオイルのものはやめ、ミルクかクリームタイプを使うと良いとも教えてもらいました。オイルクレンジングはどちらかというと洗浄力の高いものが多いので、敏感肌用の特別なものでない限り、今はやめておいたほうが良いとのことでした。もちろん、今回の症状が出るきっかけになったピーリングも、肌が落ち着くまではおこなわないほうが良いと言われました。