人類による最大の発明、「複利」とは?

資産運用を早く始めたほうがいいのには、もう1つ理由があるんだ。

もう1つ?なんだろう。

それは、「複利」の効果が得られる、ということだよ。複利の効果とは、利子が利子を生んで雪だるま式に増えていく効果のことで、20世紀最大の物理学者ともいわれるアインシュタインは、複利の仕組みを「人類最大の発明」と評しているんだ。

あのアインシュタインが!

そう。彼は1916年に次の言葉を残したとされている。

「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

なんか、ドキッとしますね。

複利の対義語は「単利」。単利とは、元本に対してだけ利子がつく計算方法のことをいう。ここで、りんごの木にたとえて話してみよう。

出た、たとえ話!ありがとうございます。

りんごの木に実がなり、10個収穫することができた。次の年に同じ木から収穫できるりんごの数は10個であり、さらに翌年も10個。これが単利のイメージだね。対して複利のイメージは、りんごを10個収穫し、その種をまいたら新しい木が生えて、りんごの実がなるようなもの。収穫できるりんごの数は、年を経るごとに増えていく。

複利の効果を資産運用に活かせば、放っておいてもお金がどんどん増えていくことになりますね。

そう。毎年5%のリターンが確実に得られる前提で、100万円を30年間運用したケースで比較すると、単利で運用した場合、250万円になるのに対して、複利で運用した場合は432万円。30年間でなんと182万円の差がつく計算になるんだ。

182万円の差!大きい!

もちろん時間が40年、50年と経過すれば、複利の効果はさらに大きくなる。このように計算すれば、「早く始めたほうがいい」という理由がわかるよね。

わかります。パラレルインカムを実現させて、自由な人生を目指すなら、とにかく早く始めること!

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まとめ

人生を自由にしたいと考えるなら、「お金の教養7か条」について知り、実践してみましょう。

1つ目は、「欲しいものを買う前に、お金を迂回させる」、という考え方を身につけること。何か欲しいものがあったとき、いきなり購入するのではなく、「先に所得を生む資産を買い、資産に欲しいものを買わせる」という迂回ルートを考えることが大切です。

そして2つ目は、資産運用は、「早く始めた方がいい」ということ。お金は、物心ついてから一生の間、使い続けていくもの。それなら早いうちに知識を身につけ、使いこなせるようになっていたほうが、その先、便利で楽しい生活を送れるに違いありません。

また、早く始めることで、「人類最大の発明」である「複利」の効果が得られます。利子が利子を生み、雪だるま式に資産を増やすことができる複利の効果は、与えられた時間が多いほど、大きくすることができるのです。

次回は、「7か条のうちの3番目と4番目、『経済的信用』や『お金に働いてもらうことをポジティブに考えること』の大切さ」について学んでいきます。お楽しみに!