ある日、突然貧乏になり、生活が困窮してしまったら・・・そんなことを考えたことはありますか?実は、日本の女性は特にそのリスクが大きいようです。そこで今回は貧困に陥らないための予防策や方法を考えてみましょう。

「貧困女子」の特徴は

数年前から「貧困女子」という言葉を聞くようになりました。生活に困窮している20代~40代くらいのシングル女性を指すようで、決して耳あたりの良いものではありません。貧困に明確な定義はなく、所得の中央値(中間所得層)に満たない人のことを指す場合や、より具体的に「収入-家賃」が85000円以下の人のことを指す場合もあるようです。一方で、「貧困男子」とはあまり言われません。なぜ女性に向けて使われるのでしょうか。

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貧困女子はどのくらいいるのか


雨に打たれて涙を流すブタの貯金箱
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貧困状態にある女性は3人に1人といわれています。その裏付けとして、ある貧困問題に関する統計データがあります。それによると20歳から64歳までの独身女性の貧困率は29.0%。正に3人に1人です。男性の貧困率が21.1%と5人に1人ですので、やはり女性の貧困率が高いことが分かります。さらには、20歳未満の子を持つシングルマザーでは47.6%と、2人に1人が貧困というデータもあります。シングルファザーのデータはないのですが、比較せずとも女性の方が、貧困率は高いと容易に想像できます。

(参考資料)貧困統計ホームページ「相対的貧困率の長期的動向1985-2015」