こんにちは、パンが大好きなパン野ゆりです。

『パン野ゆりのパンライフ』では、最近見つけたおいしいパン屋さんの紹介から、巷で流行りのパン飲みをしてみたり、パン旅日記をしてみたり。またまた、おもしろいパングッズの情報やパン好き仲間との対談など、パンにまつわる事柄を毎回パッケージにしてお届けしていきます。

今回は、ミシュラン星付きレストランのシェフやパティシエの作るパンがズラリと並ぶ『MONICA(モニカ)』へ!

表参道駅から徒歩10分。ジビエ料理を中心としたフレンチレストラン『LATURE(ラチュレ)』が、7月に新たにオープンしたパン屋さん『MONICA(モニカ)』。

もともとパンが大好きなオーナーシェフが、レストランで使いきれない余った端肉やお野菜を有効活用するきっかけとしてパン屋さんを始めたそう。

とっても素敵なきっかけですね!




フレンチレストラン『LATURE(ラチュレ)』の店内

レストランのシェフやパティシエが手掛けるパンだけあって、まるで立派なお料理の一皿。見事な仕上がりに惚れ惚れしてしまいます。

パンは全部で10種類前後。少数精鋭の作品を食い入るように見てしまいます(笑)。

今年の7月にオープンしたばかりの『MONICA』ですが、現在の営業は週末限定のみ。足を運ぶ方はオープン情報を随時チェックしてみてくださいね!

早速、パンを選んでいきましょう♪

わ!すごい!大きなエビがこっちを見てくる!(笑)

こちらはお店の看板メニュー「海老フライのヴィエノワ」。

次にチョイスするのは、スタッフさんオススメの「クイニーアマン」。

カラフルで見た目も楽しい「季節野菜のフォカッチャ」は、自家農園で採れたお野菜達がたっぷり。

『MONICA』のパンたちは見ているだけで、全部食べてみたくなります!

センターの渦巻きは「パン・オ・ショコラ」。隣のクロワッサンと比べても、ビッグサイズに驚きです。

「クラム(パンの内層)のふわふわな食感をもっと食べたい!」というアイディアから『MONICA』では大きさをリサイズ。

一般的なパン・オ・ショコラよりも3倍近く大きいとか!?

「全部食べたい!」という気持ちをおさえて、目星をつけたパンたちを購入し、実食です♪

じゃん!!!

・海老フライのヴィエノワ

・クイニーアマン

・カヌレ

・ホタテのパイ

・ソーセージパン

今回は、このパンたちをゲット。




インパクトがすごい!

まずはこちら、「海老フライのヴィエノワ」から食べてみましょう。

なにがすごいって、まずはフォルム。兎に角、有頭海老フライのインパクト大!

セミソフトなヴィエノワには、ほんのりとした甘さがあり、セットで付いている自家製のタルタルソースと海老が果てしなくマッチ。

噛めば噛むほど海老のエキスが追い風になって、口の中で“ご馳走”に仕上がっていきます。

手でそのままガブリと食べるのもわんぱくで楽しいけど、お行儀よくフォークとナイフでカットして食べるのもムード◎

シェフであるオーナーが「パンにもフレンチテイストをいれたい」という発想から作った逸品。フランス料理の中でも海老は、甘いものと合わせることが多いそう。ヴィエノワもほんのりと甘みがあるので、海老との合わせが実現したと言います。

食パン生地が柔らかいのは、海老フライのサクッとした食感を引き立てたいという狙いもあるそう。

シェフならではの発想がおもしろい!ビジュアルだけでなく、おいしさの満足感も◎。

続いて、個人的にヒットだった「ホタテのパイ」。

パン屋さんでよく見かける「ショソン・オ・ポム」。いわゆるリンゴのパイとは正反対な塩系パイの登場。

食事としても食べられるパイなのですが、こちらは単にパンというなかれ。幾重にレイヤードされるパイ生地の中に、たっぷりと詰め込まれたベシャメルソースとアオサ。そして、主役のほたてが佇んでいます。まるで、フレンチのコース料理に出てきそうな逸品です。

さらにスタッフさんがオススメしてくれた「クイニーアマン」もとびっきりお気に入りに。

普通のクイニーアマンと比べると、随分とボリュームのあるクイニーアマン。

バリッという音が口内に響きわたる食感が楽しく、何層にも重なるパン生地からは芳醇なバターの香りとまろやかな波が押し寄せてくる…。なんて贅沢なおいしさ!

「キビトウ」を使用しているので、コクのある甘みもポイント。その他にもクリームパンで使用し、廃棄するはずの「バニラの莢」をパウダーにして活用しているというフードロスの取り組みも。

おいしいだけでなく、食材を無駄にしないという、ていねいな気持ちがパンにも宿っている気がします。

他にも、中央の「ソーセージパン」は「海老フライのヴィエノワ」に続く看板メニュー。

なんでもこのソーセージは、猪のお肉を使用していて、ジビエの名店ならでは!

「パンという窓口の広いところから、ジビエを広く知ってもらいたい」という意味を込めて、作られたパンだそう。

パン生地はむっちりとしたチャバタ生地で、ジューシーなソーセージと相性抜群。

『MONICA』のパンは、どれもバランスがピカイチです♪

何を食べても絶品な『MONICA』のパンをぜひチェックしてみてくださいね!

それではまたね!パンってサイコウ♫

 

■お店情報
MONICA(モニカ)
住所:東京都渋谷区渋谷2-2-3 青山ルカビルⅡ B1F
営業時間:お昼過ぎよりパンが焼け次第販売開始
営業日:金土日月曜日のうち、3日営業
Instagram:https://www.instagram.com/monica_tokyo/
※最新の営業情報は、お店のSNSでご確認ください。

 

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