年末に近づくと、1年を振り返る機会も多いですね。そんな中で、必ず振り返って欲しいものの一つとして家計があります。年末年始は「家計の見直し」のチャンス!この機会に家計の棚おろしをして、管理の仕方を見直すのがおすすめです。1年間のムダな出費を見つけてみませんか。

収入と支出のバランスを確認し、棚卸しをやってみよう


収入支出のバランスを表す画像
【画像出典元】「 calypso77 – stock.adobe.com」

さっそく、棚おろしの方法について解説します。項目も多岐にわたり、家族のお金に関わることでもあるので、できれば家族全員で行うのがおすすめですよ。

1)1年間の収入・支出、金融資産の金額を確認

まずは今年1年の収入・支出の確認を。もし家計簿をつけていないときは、メインの通帳を記帳して月ごとの収入・支出を洗い出すだけでも大まかな支出入がわかります。もし収入より支出が多い場合は要チェック。さらに預貯金、学資保険などの貯蓄型保険、投資の金額など、すべての金融資産がいくらあるのかを確認します。金融資産が目減りしているなら、その理由を探りましょう。

2)ローン残高のチェック

住宅ローン、自動車ローン、カードローン、奨学金などすべてのローンの残高をチェック。もしハッキリした理由なく、ローンの残高が増えているようなら見直し必須です。

3)家計に固定費が占める割合をチェック

まずは、支出を固定費と変動費と2つに分けます。

固定費・・・住宅ローン、通信代、保険、塾(習い事)、光熱費など毎月固定で出て行く支出
変動費・・・食費、美容代、医療費、交際費など月々金額が変わって出て行く支出

1ヶ月の収入に対しての固定費の割合を計算します。固定費の割合は収入の50%までがベスト。50%を超えるようなら、次の項目を読んで固定費の見直しを行いましょう。

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固定費を徹底的に見直して「貯まる」家計に!


固定費の見直しイメージ画像
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棚おろしを行うことで見えてきた固定費。この固定費が把握できると、来年からの支出の見通しを立てやすくなります。ここでは、手軽に取り組める固定費を見直す方法をご紹介します。

住宅ローン

金利の低い今、住宅ローンを見直すと月々のローンが減るかもしれません。賃貸の人の場合、適切な家賃は給与の25%~30%です。多いようなら引っ越しを検討してみては。

通信代

家族全員の携帯電話キャリアを格安SIMにするだけで、1万円以上出費が減ることも。またプロバイダを見直すことで、月々数千円安くなることがあります。

保険

ムダな保険に加入していませんか?人生の節目ごとに必要な補償内容は変わってきます。必要に応じて保険の内容を見直しましょう。

光熱費

電気代は電気会社を変えてみるのも一つの方法。各家庭によって異なりますが、ほとんどの場合電気代が安くなります。

塾(習い事)

子供の塾・習い事は増えてしまいがち。本当に必要なものか、子供と一緒に見直してみてください。大人の習い事も同じです。