美容室向けヘア化粧品メーカーである株式会社ミルボンは、2023年1月20日、リアルとデジタルを融合し、お客様の“もっと”を叶える新たなサロン形態『Smart Salon(スマートサロン)』の発表会と内覧会を開催しました。

美容院の購入場所としての「ものたりなさ」を変えるスマートサロン

デジタル化が進む現代ですが、美容室はどれだけデジタルが進行してもリアルで足を運ぶ場所という特徴があります。

さらに、美容室は定期的かつ一定時間滞在する場所。
近年、百貨店や化粧品店の減少により、若い方を中心にスキンケアやヘルスケアに対する相談相手や、買い場が少なくなっているという問題がありますが、美容室は美容師さんと話をすることも多いコミュニティの場です。

美容室に行く目的は「きれいになりたい」から。
その一方で、日々のケアを提案してくれるものの、どうしても忙しい店ほど説明不足になってしまったり、美容室に行くタイミングと日々使う商品のリピートをするタイミングがなかなか一致しなかったりと、購入場所として「ものたりなさ」を感じることも少なくありません。

この「ものたりなさ」を「楽しさ」へ変換するのが「スマートサロン」です。

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斬新なアイデアがいっぱい! ヘアケアアイテム選びを楽しめる空間


スマートサロンはmilbon:ID(ミルボンID、ミルボンのオンラインショッピングサービス)を使った体験型ビューティプラットフォーム。

スマートサロンの店内は体験スペースとサービススペースに分かれており、体験スペースでは自由に商品に触れることができます。
好きな香りからおすすめの商品を教えてくれる「香りのAI診断」が受けられるほか、トライアルキットを自分で選んで詰め合わせるコーナーも。

技術スペースはカウンセリングを受けたり髪を切ったりするスペース。
ここでは各席にタブレット端末が設置されており、美容師さんがおすすめしてくれた商品が手元のタブレットに表示されます。

また、自分のmilbon:IDでマイページにアクセスすれば、美容師さんからおすすめしてもらった商品を自宅でゆっくり確認でき、オンラインで購入することも可能です。

スマートサロン第一号店は、2023年1月21日にオープンする MINX shibuya smart salon(ミンクス シブヤ スマートサロン)。入り口側に体験コーナー、窓際に技術コーナーというレイアウトになっています。


香りのAI診断「KAORIUM(カオリウム)」は、画面上に置かれた十数本ものボトルから、画面で指定された4本のボトルの香りを確認し、その中から好きな香りを1つ選択。
選んだ香りのイメージに近いワードを選び、また指定された別の4本のボトルの香りを確認するというステップを数回繰り返す仕組みです。
最後にAIが「あなたにおすすめの香りのヘアケアアイテム」を3つ提示します。

ヘアケアアイテムというと髪の状態に合わせて効果や機能で選ぶことが多く(特に美容院ではそうですよね)、香りはないがしろにされがち。
一方で「KAORIUM(カオリウム)」は好きな香りからヘアケアアイテムを選ぶという、斬新で遊び心があるサービスです。


DAGASHIは、自由にサンプルを選べるコーナー。
駄菓子屋さんのように並んだサンプルから、美容師さんにおすすめされた商品やKAORIUMで選ばれた商品、気になる商品など、好きな商品をトライアル価格で購入できます。


美容師さんに提案された商品は手元のタブレットに表示されるので、気になるお値段も視覚的に確認できます。
気軽にお試しができるため、利用者的にはありがたいシステムです。

美容室の形態を変えていくスマートサロンは、2026年に全国100都市(500~1000軒の美容室)の展開を目指しているそう。
皆さんの街の美容室も、いつの間にかスマートサロンになっているかもしれません。

【参考】
※ミルボン公式サイト
https://www.milbon.com

※milbon:iD公式サイト
https://salon.milbon.co.jp/shop/default.aspx