投資信託で資産運用をする際に考えるポイントとは?アセットアロケーションやリバランスについても解説!

2024年1月から始まる「新NISA」の概要が決まり、非課税で投資できる枠が大幅に拡大され、非課税投資期間が無期限となることで、より資産運用が注目されています。

これを機に投資をはじめる方やもっと投資金額を増やして将来に向けて資産を増やしていこうと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では資産運用の重要性や考え方、筆者が大切にしているポイントをお伝えします。

資産運用をすることの重要性

2001年に日本政府が打ち出した「貯蓄から投資へ」のスローガン。

20年以上経ちますが各国の家計金融資産の構成比(図1)見みると、間接的な保有も含めた株式や投資信託の比率が日本は低いです。

株式・投資信託の比率は英国よりも高いですが、保険・年金での間接保有が少ないです。よく日本人は保険が好きと言われますが、金融資産としての保険保有比率は米国・英国の方が高いです。

米国・英国の保険はユニットリンク型保険(日本でいう変額保険)が主流で資産増加に寄与しています。

筆者としては、今回の「新NISA」がどれだけ変化を与えるか今後が楽しみです。

図1 各国の家計金融資産構成の構成比

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資産運用をする際は投資期間とアセットアロケーションを考える

みなさんは投資信託で資産運用をする際に何を重要にしていますか。

信託報酬などの手数料や、直近のリターンを重要にしているのではないでしょうか。

また、商品を選ぶ際はネットで人気の投資信託や、人気YouTuberが紹介している商品を選択している人も多いのではないでしょうか。

その商品は本当にあなたにあった投資信託でしょうか。商品を選択する前に自分自身の資産全体を把握し、資産をどの商品に配分して運用していくのか、配分比率をしっかり考えポートフォリオを構築しているでしょうか。

資産運用をしていく上で重要になるのが投資期間とアセットアロケーション(資産配分)です。

投資期間によって選択する投資信託の種類は異なりますし、長期投資であればアセットアロケーションが重要になります。