30代半ばで離婚して実家に出戻りした、40代独身マンガ家の大日野カルコさん。「くそ地味な日常」をマンガにされています。10年ぶりにバイトを始めた大日野さん。通勤している中で考えた40代女性のファッションについてお届けします。

バイト先の作業で服が汚れる可能性があり、着替えるところもないので機能性重視の服装で通っていた大日野さん。ある日、ふと服装に関して気付いたことがあり……。







中年になるにつれ、いろいろ面倒になってきました。
服装もそうです。
服が特別好きじゃない限り、見た目より機能性重視になってきたのがわかります。

10年ぶりにバイトを始めたのですが、バイトに行き始めたころは、時間的な余裕もなく「これでいいやコーデ」でも何も思わなかった私。

でも、バイト先は観光地にあり、見渡せばオシャレな街並みにオシャレな人たち……。

バイトに向かう途中、お店の入り口のガラスに映った自分が目に入り、ふとわれに返りました。
「あれ? 私、これでいいのかな……?」
途端にめちゃんこ惨めな気持ちになったのです。

イチ中年女の服装なんて誰も見ていないでしょう。
でも、自分が見ているのです。

何もSNSに上がっているようなオシャレコーデじゃなくていい。
自分がしっくりくる通勤着を自分に着せてあげよう。
自分がなんかかわいそう……。
そう思ったのでした。

皆さんも、知らない間に「これでいいや」で全身包まれていませんか?

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/大日野 カルコ(44歳)
くそ地味系マンガ家。著書にエッセイ漫画『39歳、私いつまでこのまんま?〜アラフォーからのマインドリセット』。ブログ「アラフォーからのやり直しLife」を日々更新。Instagram:@karukoohino