カルディで買える世界一旨いインスタント麺「ホワイトカレーヌードル」とは？実際に食べてみた！

●調査内容：世界ランキング1位に選ばれた「ホワイトカレーヌードル」のインスタント麺を『カルディ」で発見！　その味わいを検証してみた。

食楽web

　世界中に星の数ほどあるインスタントラーメン。筆者は世界60カ国以上を旅しましたが、歴史ある美しい街でも、アフリカの小さな村でも、インスタントラーメンを見かけなかったことはただの1度もありません。そんなインスタントラーメン界で、世界ランキング1位に選ばれたラーメンがあります。

　あまりの人気に生産が追いつかず現地ですらなかなか買えないのですが、なんと『カルディ』で手に入ります。

213円（税込）

　それがこちらの「ペナンホワイトカレーヌードル」。なぜか日本での知名度は高くないのですが、「即席麺の神」として世界的に有名なハンス・リーネッシュ氏が、世界のおいしいインスタントラーメン約4500食の中から一位に選出したマレーシアのインスタントラーメンです。

　ちなみに一位を一度獲っただけではなく、何度もTOP10入りをしている事から、世界中のインスタントラーメンマニアの中では有名なのだとか。

　筆者はランキングが発表されてすぐに現地マレーシアに行き、二週間かけて毎日このラーメンを探しまわりましたが、どこも売り切れで結局手に入らず。なので帰国後なんとなく入った『カルディ』で見つけた時は、驚きで腰から砕け落ちるかと思いました。

こんな粉末スープ初めて！　簡単すぎる「ホワイトカレーヌードル」の作り方

　世界一美味しいラーメンでも、インスタント麺なので作り方はもちろん簡単。袋を開けると、麺とスープの素となる調味料が3種類出てきました。

　まずは、調味料を全て開封して器に移します。

　少しずつ味見をしてみると、真っ白の粉はココナッツパウダー、ちょっと茶色がかった粉は日本の塩ラーメンの粉末スープに近い味、そして上の焦茶色の湿った何かはほんのり油っぽく、カレー味がメインで、さまざまなスパイスが混ざり合った複雑な味がしました。

　次に鍋で水350mlを沸騰させ、麺を入れて3分間茹でます。

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　あとは茹でた麺とお湯を器に移して、よく混ぜれば完成。世界一美味しいと言われているインスタントラーメンです。せっかくなので、トッピングも付けてちょっと豪華にしてみましょう。

　ココナッツのまろやかな香りと、スパイスの刺激的な香りが湯気とともに上がってきました。日本に住んでいたら日常生活でまず嗅ぐことのない香りです。

　スパイシーな香りただよう真っ赤のスープはいかにも辛そう。恐る恐るすすってみると、あれ？意外と辛くない。

　カレーの味はしつつも、ココナッツのまろやかさが刺激を包みこみ、ほんのりピリッとくるくらい……と安心したのも束の間、突然猛烈な辛さが襲ってきました。めちゃくちゃ辛い！　辛さに喉が刺激され、思わずむせます。

　最初の一口はただただ辛かったのですが、食べ進めていくうちに徐々に味がはっきりしてきました。カレーとココナッツの味がメインですが、魚介の濃厚な旨みと、各スパイスの風味、玉ねぎの甘みや、にんにくのガツンとくるアクセントを感じます。

　もうすでに辛さで唇はジンジンと脈打ち、口の中はヒリヒリ。しかしクセになる味わいで、一口飲むごとに「もっと！　もっと！！」と本能が訴えかけてきて、手が止まりません。どちらかというと辛いのが苦手なのですが、辛さの先にある旨みに夢中になりました。

　麺は日本のインスタントラーメンと同じく縮れ麺で、スープがよく絡みます。

　個人的な感想ですが、麺に関しては日本のインスタントラーメンの方がレベルが高い気がします。と言っても、もちっとしており十分美味しかったです。

　正直なところ、かなり個性的な味なので好みは別れそうですが、間違いなく一度食べたら忘れられない中毒性があるラーメンでした。『カルディ』で気軽に買えて、しかも200円ちょっとで世界一のインスタントラーメンの味を楽しめるなら、試す価値は大いにありだと思います。

（撮影・文◎佐々木舞）

●著者プロフィール

佐々木舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。