ボディメイクトレーナーや全米ヨガアライアンス200などの肩書を持つ、S字ボディメソッド・コーチのEllyさん。自身のYouTubeチャンネルでは、美を保つためのさまざまな情報を発信しています。今回紹介するのはEllyさんが発信している、顔痩せマッサージ法です。40代や50代を迎え、顔が四角くなったり以前より二重顎が気になったりしている方も多いのでは? Ellyさんの顔痩せマッサージをすれば、顔の血色が良くなり目鼻立ちもはっきりする効果が得られるかも! 老け顔が気になる方は、ぜひトライしてみてくださいね。

まずは鎖骨からスタート!



鎖骨にはリンパ節が多く集まっているため、顔だけでなく上半身のむくみはすべて鎖骨へ流れつくのだとか。

顔自体をマッサージする前に鎖骨部分をほぐしてくことで、顔がスッキリしやすくなります。それでは始めましょう!



指をピースサインにして鎖骨の上下を挟みます。そのまま左右に動かして、鎖骨の上下をぐりぐりとマッサージしましょう。

顎下の鎖骨部分から始め、マッサージする位置を少しずつ肩のほうへずらしていくと全体がほぐれます。20秒かけてほぐしたら、反対側へチェンジ。

反対側も同じ工程を繰り返しましょう。



鎖骨の終わり部分にあたる、肩のほうにある付け根は、中府(ちゅうふ)と呼ばれるリラックスのツボ。リラックスするとともに老廃物の流れを良くする効果もあるのでしっかりとマッサージしましょう!



次に、首を横に曲げた際に現れる筋肉である胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)をマッサージします。ここが硬いと、ストレートネックという首の骨が真っすぐになってしまう原因にもなるため、しっかりほぐして首の可動域を広げていきましょう。

顔を横に向け、出てきた胸鎖乳突筋をつかんで上から下へほぐしていきます。ここは神経が多く通っている場所なのでやさしくつかんでマッサージするのがポイントです。

デスクワークが多いという方はここが凝りやすいので、入念にマッサージするとラクになりますよ。



つかんだときに痛みを感じるという方は、指先で触って揺らすだけでも効果があります。20秒間ほぐしたら、反対側も同じ工程を繰り返します。



胸鎖乳突筋の上のほうには、天容(てんよう)という美顔のツボがあります。左右ともに、ここを意識してマッサージするとより効果が得られるでしょう。

マッサージ後は、首が軽くなっているはず!



次に、首の後ろ側のマッサージ。首の後ろは自律神経が集中している場所です。

首の頸椎の両隣にある筋肉に、人差し指から薬指までの3本指を両手で当て、気持ち良く感じるくらいの圧をかけながら首を上下に動かします。簡単なマッサージなので、オフィスワーク中に首の疲れを感じたときにおこなうのもおすすめですよ。



続いてフェイスライン。顎の下には唾液が出るツボがあります。 両手の親指を顎の下に引っ掛けたら、耳の下へ向かって圧をかけながら移動させましょう。



このとき、皮膚を擦ってしまうとシワの原因になるので、押して移動することを心がけてください! 移動するときはやさしく動かしましょう。

耳の下にあるリンパ節を入念に押すと、より顔がスッキリしますよ。20秒かけて全体に圧をかけたら次の工程に移りましょう。



最後に、口の下にあるマリオネットラインのマッサージです。マリオネットラインというのは、唇の両端から顎にかけてできるシワのこと。腹話術などで使う人形の口元に似ていることからこの名前で呼ばれているのだとか。

両手をグーの状態にして、指の第二間接と第一関節の間をグッと押し当てます。そのまま20秒間小さく上下に動かしましょう。このときも、皮膚を擦らずに皮膚の下の筋肉にアプローチするイメージで小さく動かしてください。

マッサージ後は自然と口角が上がるはず!

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目元もしっかりとマッサージ



次に、横に広がりがちな部分を小さくするマッサージをおこないます。

顎の関節の少し下に人差し指から薬指の3本指を当て、小さく上下に動かします。奥の筋肉にアプローチするイメージで細かくマッサージしましょう。

顎関節が硬くなると顔が四角くなるだけでなく、えらが張ってしまったり、顎関節症(がくかんせつしょう)の原因にもなるので、30秒かけて入念にほぐしてください。顔の左右バランスも整いやすくなりますよ。



次に親指を使い、頬骨を下から押し上げていきましょう。そのまま両外側に向けて押しながら移動します。30秒かけて内側から外側への移動を繰り返してください。

皮膚をこすらず、骨を上に持ち上げるイメージで圧をかけることで、頬がキュッと引き上がります。内側を重点的にマッサージすると、ほうれい線も薄くなります!



続いて、顔とともに横に広がりがちな小鼻。両手の人差し指を小鼻の上部分に当てて、細かく上下に動かしながら圧をかけます。

このときも皮膚をこすることはNG!

鼻が詰まっている方は、小鼻の少し横にある迎香(げいこう)というツボを押すと鼻が通りやすくなりますよ。



次は鼻筋です。小鼻より目頭寄りの部分に両手の人差し指を当て、30秒間奥の筋肉を刺激するように小さく上下に動かしましょう。



そして目頭にあるくぼみに両手の人差し指を当て、小さくぐりぐりと動かします。爪が長くて目に当たってしまうという方は、指を曲げて第二間接でほぐすとやりやすいですよ。

これも30秒間続けます。 マッサージ後は前より目が開きやすくなっているはず!