ママイラストレーターのきびのあやとらさん。ダイエットや美容などアラフォーならではの課題を解決するために奔走するマンガを紹介します。

きびのさんの趣味であるベリーダンスは子宮の踊りと呼ばれるそう。続けるうちに、いろいろな良いことがあったそうで……。



私の趣味はベリーダンス。

どんな踊り? と聞かれたときは「エジプト辺りが発祥の世界最古の踊りっていわれていて(※諸説あり。実際のところは定かではない)、ベリー(おなか)を出して腰周りを揺らしながらキラキラの衣装を着て踊るダンス」とざっくり説明しています。

とにかくそのルーツは諸説あり過ぎて謎に包まれているのですが、アラブ圏で「子宮の踊り」として、今も子孫繁栄のために結婚式で踊られているという点はとても納得。

なぜなら私の中で、ベリーダンスはあらゆるダンスの中で最も「内なるパワーを強く感じられる踊り」だと思うからです!



ベリーダンスの動きは一見、腰やおしりを振っているように見えるのですが、実際は外側の筋肉にはあまり頼らずに、骨盤周りの筋肉やインナーマッスルをしっかり使って動いています。

「そんな動きをしたら腰が痛くなりそう~」と言われることも多いのですが、インナーマッスルを鍛えることで姿勢が良くなり、逆に腰痛が改善することもあると聞きます。

実際、私も腰を痛めがちなデスクワークが基本の職業なのですが、週1回のレッスンのおかげで、今のところ腰痛知らずです。

激務で肩凝りがひどくて接骨院通いしていたときも、骨盤の位置はまったく問題なし!と太鼓判をもらいました♪



ベリーダンスは、そもそもの基本姿勢がいわゆる猫背でも反り腰でもない、骨盤がニュートラルの状態。最初はこの姿勢をしているだけでしんどかったのですが、続けるうちに骨盤の位置が正されて、無理なく基本姿勢を取れるようになっていきました。

動くときは地面にしっかりと足裏をつけて下半身を安定させ、踏み込む力で腰を揺らしたり回したりしていきます。

そうして骨盤周りをよく動かすことで、血行が改善して冷え性が軽減したり、おしりの上のほうの筋肉が鍛えられていきます。フラットだったおしりに丸みが出てきたこともうれしい効果でした。



他にも、腰のくびれの位置が高くなったり、首を長く保てたりと良いことがいろいろなのですが、やっぱり一番うれしかったのは「尿漏れしなくなったこと!」これです!!

2020年2月、ちょうどベリーダンスを始めたころにコロナ禍が始まり、空前の「トランポリンブーム」が子どものいる家庭に広がったのをご記憶でしょうか?

わが家も、子どもが運動不足にならないように購入したのですが、「ママも一緒に飛ぼう!」と誘われ悲劇が……。

そのころの私の骨盤底筋群はまだ産後からほとんど回復しておらず、1回飛んだだけで大洪水の大惨事。

それなりに筋トレに励んでいたので、すごくショックでした……。

それがベリーダンスを1年、2年と続けるうちに、だんだんと骨盤底筋群が鍛えられて、今では二重跳びを10回跳んでも平気になりました。やったー!



そしてハードな下半身の動きに対する、優雅で軽やかな上半身の動き、このギャップもまたベリーダンスの魅力と私は思います。

呼吸とともに、大地からもらったエネルギーを足元から頭のてっぺんに放出するような感覚。

1曲踊り切った後は、いつも程良い疲労感とともにリフレッシュできて、ちょっと若返った気持ちになります。

だからこそ、熟練のダンサーさんたちは、皆さん良い意味で年齢不詳な美しさとエネルギーに満ちているのかも? と勝手に想像しています。

私もそうなれるように、引き続き鍛えて上達を目指したいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/きびのあやとら(42歳)
不妊治療の末、高齢出産したママイラストレーター。年を重ねるほど美しく活動的になれるように、リバウンドからのリダイエットや美容健康、趣味のベリーダンスのことなどを漫画にしてsnsで発信中。Instagram:@ayatra_illust.design