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●IKEAで販売中のポテチを調査!北欧のポテチは日本人が食べても美味しいのか?

 塩味やコンソメ、のり塩はもちろんのこと、北海道バター醤油味、石垣の塩味などのご当地系まで、生まれてこの方、いろ~んな味のポテトチップスを食べてきた筆者ですが、想像できないフレーバーのポテトチップスを最近あのIKEAで発見しました。

 冒頭の画像をご覧いただきたいのですが、紫色の袋は「マッシュルームのピクルス味」、そして緑の袋が「リーキのペッパー味」です。キノコをピクルスにして食べたこともなければ、海外のスーパーなどで売っているでっかい長ネギのような野菜「リーキ」にもなじみがありません。果たしてどんな味なのか? 人生初のフレーバーとなる北欧生まれの謎ポテチ、早速調査してみました。

コショウがブワッとくる「FESTLIGT(フェストリグト)コショウ&リーキ味」


「フェストリグト コショウ リーキ」169円。ネギとコショウが舞い散るパッケージ

 まずはコショウ&リーキ味から。IKEAのサイトの説明によると「辛くてほのかな甘味がある、サクサクのポテトチップス。コショウとリーキという刺激的なフレーバーの組み合わせは、心が躍るスウェーデンの味からの着想です」とのこと。正味重量は 50 g。皮付き、薄くてパリパリなポテトチップスに、コショウがたっぷりかかっています。

 ちなみにリーキとは、西洋ネギ、またはポロネギと呼ばれるもので、日本の長ネギより太くゴツくて固いのが特徴です。火を通すとトロトロになるのは長ネギと一緒で、主にシチューやポトフなどの煮込み料理などで食べられます。

 パッケージの裏には、原材料名:馬鈴薯、パーム油、砂糖、マルトデキストリン、食塩、コショウ、酵母エキス、リーキフレーク、パセリフレークなどが書かれています。しかし、実際に見てみると、フレークになっていることもあり、いまいちリーキがどの粒なのかがわかりません。

 そしていざ口にしてみると、とにかくコショウがガッツリ効いているスパイシーな味です。リーキの存在はちょっとわかりにくいけれど、コショウが効きまくっているポテトチップスという印象。食べ続けると舌がビリビリしてくる刺激的な美味しさで、かなりお酒のつまみになりそうなポテトチップスです。

キノコはどこへ?「FESTLIGT(フェストリグト)マッシュルームピクルス味」


「フェストリグト ピックルドマッシュルーム」169円。コショウ&リーキに比べ色はやや薄め

 キノコの醤油漬けやなめ茸は知っていても、キノコのピクルスは未知の味です。そしてこちらはマッシュルームのピクルス味。想像がつきません。

 こちらもパッケージの裏を見ると、原材料名:馬鈴薯、パーム油、砂糖、マルトデキストリン、食塩、ニンニク、酵母エキスなどと書かれていますが、あれ? コショウ&リーキにはリーキフレークが入っていましたが、こっちにはマッシュルームフレークとか、キノコらしい原材料が入ってない……。

 ちなみにマルトデキストリンとは多糖の一種。食品の増粘剤として使用される添加物の一種。だからキノコは関係ありません。香料や酸味料などでマッシュルームのピクルスっぽい味を出しているということでしょうか? 謎が深まります。

 香りはちょっとだけサワークリーム&オニオンみたいな感じで、ほんのり甘いまろやかな味わい。このまろやか感とほのかな酸味感がキノコのピクルスに近いと言われれば、そんな気もしてきます。遠くにキノコのダシ感も感じられるのです。キノコフレークやキノコフレーバーは入っていないようですが、確かにどこかにキノコがいる…なんとも不思議な美味しさです。

調査結果:刺激的なペッパー&リーキと癒しのキノコ味。どっちも買って正解!


思っていた以上に抵抗感なし。むしろ以前どこかで会いましたっけ状態の美味しさ。スウェーデンのビールとかお酒と合わせて味わいたい~(食楽web)

 そんなわけで、2種類のIKEAポテチを食べてみたわけですが、ペッパー&リーキ味は、コショウが効いたビシッと辛味を感じる美味しさ。スパイス感が好きな人やビール党にはどハマりしそうな味です。ただし、スパイシーな分ちびっこには難しいかもしれません。一方のマッシュルームピクルス味のほうは、まろやかでどこかにダシ感を感じる、全世代で愛されそうな美味しさでした。

 ちなみに両方ともIKEAのオンラインストアでは購入できず、店舗に行かないと買えません。

 そして、購入した日は見当たりませんでしたが、どうやら「サワークリーム タマネギ味」もあるらしいので、次回IKEAに行ったら、「サワークリーム タマネギ味」も含めて3つを購入し、食べ比べて楽しみたいと思います! 未体験の人はぜひお試しを。

●DATA

IKEA

https://www.ikea.com/jp/ja/