転勤が多く、子どもができてからは単身赴任生活が続いている夫。結婚前から女癖が悪いことはわかっていましたが、結婚したことをきっかけに改心したようで、女の影もなく夫婦関係は良好でした。

あるとき中学生になった子どもが、「お正月はおばあちゃんの家へひとりで行きたい」と言いだしたので、私は単身赴任中の夫のもとへサプライズで押しかけることに。これは、お正月から信じられない現実を突きつけられた私の体験談です。

夫は改心したと思っていたのに





(広告の後にも続きます)

お正月も仕事だと言いだした夫

子どもが年長になったころから単身赴任生活を続けている夫。夫の赴任勤務地は自宅から車で3時間程度のところだったので、毎週金曜日の夜には自宅へ帰り、日曜日の夜には赴任先へ戻るという生活を続けていました。

単身赴任当初は毎日電話で連絡を取り合っていましたが、そこは長い夫婦生活。日がたつにつれ、メールは毎日すれども電話は2~3日に1回程度の頻度になっていました。

結婚前の夫は女癖が悪く、女遊びはしょっちゅう。正直結婚するかも悩みましたが、根は真面目でやさしい夫。周囲からの後押しもあり結婚しました。

結婚後は女の影は見られず、子どもにも恵まれ、それなりに幸せな毎日を送っていた私たち。夫が改心したように見えていたこともあり、単身赴任中の女性関係についてはまったく気にしていませんでした。

子どもが中学生になったとある年末のこと。毎年、お正月には連休を取れるため、夫は今年も帰ってくるだろうと思っていたのですが、珍しく仕事になったとの連絡が入りました。

お正月も仕事なんてかわいそうだな……。そんなことを考えていたら、中学生になった子どもが、「お正月はひとりでおばあちゃん宅へ行きたい!」と言いだしたのです。

「じゃあママはパパのところへ行こうかな?」と子どもに相談したところ、「いいよ!」と快諾。私はひとりで夫に会いに行くことにしました。