株主優待の銘柄を選ぶ際のポイントは


ポイント
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株主優待の銘柄を選ぶ際、ポイントは次の2つです。

「優待利回りを優先する」

投資金額に対して配当金をどれくらい受け取ることができるかという配当利回りに対して、株主優待の価値が投資金額に対してどれくらいあるかを数値化したものが優待利回りです。

例えば、20万円の投資に対して3000円の商品券を受け取ることができる株主優待であれば、優待利回りは1.5%ということになります。

「優待内容を優先する」

昨今の物価高で家計のやりくりは大変です。そこで少しでも家計の足しになるような優待内容を選んでその銘柄に投資するという方法も良いでしょう。

食品メーカーの株主優待であれば、自社で製造している調味料やドレッシング、飲料や缶詰などの詰め合わせを株主優待として提供している企業もあります。

また日用品のトイレットペーパーやティッシュペーパー、石鹸や洗剤などがもらえる企業もあれば、レジャーの時に使える食事券やテーマパークの入場券などを株主優待にしている企業もあります。

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株主優待のメリットとデメリットは

株主優待のメリットは、配当金と同様に毎年繰り返しもらえることです。安定株へ投資して長期保有することで、食品、日用品、商品券などが毎年届き、家計の節約にも繋がるでしょう。

株主優待の中には長期保有している株主に対して優待商品を優遇してくれる企業もあります。長期間保有することで優待利回りも上がりますので、株主にとってメリットが大きいといえます。

一方デメリットは、株価の下落です。毎年株主優待がもらえたとしても投資金額より株価が下がってしまっては、株主優待をもらった価値以上に損をすることもあります。

また、企業によっては業績不振により株主優待を廃止することがあります。株主優待廃止により、期待していた利益が得られなくなり、さらに株価下落のリスクもあります。

メリットとデメリットを十分理解した上で、株式投資をするようにしましょう。