Q3 デメリットもあるの?

A3 デメリットは「為替差損」。前述の「為替差益」の反対で、預入時より円高になっていたら、日本円での受取額は目減りします。 それから知っておきたいことがもうひとつ。銀行では、毎日、両替レートが決められていて、このレートは「円→ドル」にする場合と「ドル→円」にする場合に「差」があります。例えば、「円→ドル」レート(TTS)は101円、「ドル→円」レート(TTB)は99円というように。つまり、払い出し時に為替変動がなかったとしても、この「差」によって元本割れする可能性がでてきます。他には、外貨預金はペイオフの対象外であることもあげられます。


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Q4 海外旅行の時におトクなのはなぜ?

A4 海外旅行は、円高の時に行くのがお得。でも、為替レートに合わせて休暇を取るのはそう簡単ではありません。実は、そんな時にも外貨預金が活用できます。円高のタイミングを見計らって外貨預金で積立しておけば為替レートの変動をある程度緩和でき、旅行までの間は利息も付きます。そして、いざ海外旅行に行くときに、円に替えず外貨で受け取れば、現地でそのまま使うことができるのです。旅行をどのくらい先に予定しているか、また、為替レートや金利の状況にもよりますが、海外旅行好きな人はコツコツ外貨預金しておくのも手です。※金融機関によって取扱いや手数料などが異なりますので、事前に確認しましょう。