食楽web

 コンビニで買う定番の食べものと言えば、おにぎり。そのなかでも、筆者はツナマヨおにぎりをよく食べます。とくにセブンイレブンのツナマヨおにぎりは、サクッと食べられる割に食べ応えがあって大好きです。

 ただ最近、違うコンビニでツナマヨおにぎりを食べてみたら、「結構、味が違うな~」と感じました。さらに、コンビニの棚をよくよく見ると和風ツナマヨというおにぎりもあり、「どれが1番おいしいのか?」と疑問に思うようになりました。疑問に思った以上、調べたくなるのが人情。ということで、今回は、大手コンビニのツナマヨおにぎりを食べ比べして、どれが一番おいしいか確かめてみました。


2023年3月コンビニにあったツナマヨおにぎりのみをピックアップ

さっそく食べ比べをスタート! まずは、通常のおにぎりから

セブンイレブンのツナマヨおにぎり


セブンイレブン「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」140円

 まず、通常のツナマヨおにぎりから食べ比べをスタート。トップバッターは、セブンイレブンのおにぎりです。

 食べてみたところ、ご飯が柔らかく、海苔もしっとり。ツナの主張はほどほどで、マヨネーズの酸味もやわらかですが、ツナマヨとしての濃厚さはしっかり残っています。ご飯とツナマヨのバランスが絶妙で、見事におにぎりとして調和。「さすが! ツナマヨおにぎりを開発しただけはある!」と膝を叩いてしまうおいしさでした。

評価

ボリューム ★★★★☆
濃厚さ   ★★★☆☆
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★★★★★
総合    ★★★★★

ローソンのシーチキンマヨネーズおにぎり


ローソン「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」135円

 続いて、ローソンのツナマヨおにぎりです。この記事では呼び方を統一するために全てのおにぎりをツナマヨおにぎりと呼んでいますが、ローソンでの呼び方は“シーチキンマヨネーズ”。ちなみに、ツナとシーチキンの名称の違いの理由は、食品名と商品名の違いにあります。ツナは、一般的な食品名で、シーチキンははごろもフーズの商品です。

 味はと言うと……とても濃厚! どっぷりしたマヨネーズと柔らかなツナが重なって、クリーミーかつ酸味が非常に強いです。海苔とご飯があっさりしていることもあり、全体としてツナマヨの濃厚さが目立つおにぎりでした。

ボリューム ★★☆☆☆
濃厚さ   ★★★★☆
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★★☆☆☆
総合    ★★★☆☆

ファミリーマートのシーチキンマヨネーズおむすび


ファミリーマート「おむすび 手巻 シーチキンマヨネーズ」135円

 ファミリマートは、コンビニ4社の中で、唯一「おにぎり」ではなく、「おむすび」という名称を使用しています。その理由は、「人と人をむすび元気にしたい」からだそうです。

 さて、シーチキンマヨネーズとおにぎりの味はと言うと、あっさりしていて上品な味わいです。他のコンビニと比較すると、マヨネーズは少なめ。米とツナの旨味の余韻がしっかり残るおにぎりでした。

ボリューム ★★☆☆☆
濃厚さ   ★★★★☆
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★★☆☆☆
総合    ★★★★☆

ミニストップのツナマヨおにぎり


ミニストップ「だし醤油入り ツナマヨ」119円

 コンビニ業界4番手のミニストップ。「いちばん売れているおにぎりは?」という質問に、「ツナのおにぎりです」とホームページで回答していることから、味への期待が膨らみます。

 味の特徴としては、ツナが控えめでマヨネーズの割合が多め。脂の旨味と酸味の強さが前面に出てきています。また、お米にガッツリと塩味がのっているので、ガツンとした濃さを味わえます。この濃さは、リピートしたくなる魅力にあふれています。ガテン系のおにぎりです。

ボリューム ★★★☆☆
濃厚さ   ★★★★☆
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★☆☆☆☆
総合    ★★★☆☆

(広告の後にも続きます)

【第二幕】ここからは和風おにぎりの食べ比べをスタート!

セブンイレブンの和風ツナマヨネーズおにぎり


セブンイレブン「具たっぷり直巻 和風ツナマヨネーズ」140円

 さあ、ツナマヨおにぎり食べ比べの第二幕開演です。和風おにぎりシリーズを食べていきます。「そもそもおにぎりが和食じゃないか。和風おにぎりってどういうこと?」と疑問は残りますが、それはさておき。まずは、セブンイレブンの和風ツナマヨから食べていきます。

 味はと言うと……正直、一番好みかもしれません…! ツナの量はあまり多くないのですが、マヨネーズのコクがありつつも脂の主張が控え目なため、とても上品な味がします。ツナマヨの旨味が強く、ご飯の旨味も強いけど、味が濃すぎるわけでもない。トータルバランスが非常に高いおにぎりです。「今度から、このおにぎり買おう!」と思える味でした。

ボリューム ★★★★☆
濃厚さ   ★★★☆☆
ツナマヨ  ★★★★★
ハーモニー ★★★★★
総合    ★★★★★

ローソンの和風シーチキンマヨネーズおにぎり


ローソン「和風シーチキンマヨネーズおにぎり」135円

 続いて、ローソンの和風ツナマヨおにぎりです。和風おにぎりは、丸型が多いのですが、ローソンは三角型。ずっしりとして重厚感があります。

 おにぎりの味は、とても濃厚です! ローソンの通常のツナマヨおにぎりも濃厚かつクリーミーでしたが、和風おにぎりも同じ傾向の濃さがあります。米の量も多くて、食べ応えはナンバーワン。お腹が空いている時にほおばりたいですね。

ボリューム ★★★★★
濃厚さ   ★★★★★
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★★★☆☆
総合    ★★★★☆

ファミリーマートのシーチキンマヨネーズ手巻寿司


ファミリーマート「かじりっ子 シーチキンマヨネーズ」135円

「これを和風おにぎりと呼んでもいいのだろうか……?」と少し迷いましたが、手巻寿司はご飯を握ったものだし、寿司も和食です。かじりっ子と呼ばれる細長いタイプのツナマヨおにぎりも和風おにぎりとして比較の対象に入れました。

 味は、心地よい酸味が特徴。酢飯とマヨネーズが合わさって、鼻からほんのりとした香りが抜けていきます。そして、ツナの余韻もしっかり感じられる。ワンハンドで少しずつかじっていけるので、小腹が空いた時にピッタリかもしれません。

ボリューム ★★★★☆
濃厚さ   ★★★☆☆
ツナマヨ  ★★★★★
ハーモニー ★★★★☆
総合    ★★★★☆

ファミリーマートの和風ツナマヨネーズおむすび


ファミリーマート「直巻 和風ツナマヨネーズ」130円

 さて、最後はファミリーマート。ご飯に出汁がしっかりと溶け込んでいて、魚介系の風味を強く感じます。マヨネーズもそれほど強くなく、出汁系の味とよく調和しています。和でしっかりまとめ上げたおにぎりです。

ボリューム ★★★☆☆
濃厚さ   ★★★☆☆
ツナマヨ  ★★★☆☆
ハーモニー ★★★★★
総合    ★★★☆☆

優勝は……セブンイレブンの和風ツナマヨ!


今回、食べたおにぎりたち(食楽web)

 さて、ここまで8種類のツナマヨおにぎりを食べてきました。その中でも、今回の優勝は、セブンイレブンの和風ツナマヨです! トータル的なバランスが高く、旨味がかなり強かったのが筆者のツボでした。

 食べ比べをしてみると、お店ごとの違いが明確に感じられますし、個人的な趣向もわかってきます。ツナマヨ好きの方で興味を持った方は、ぜひ食べ比べに挑戦してみてください。

(撮影・文◎中たんぺい)