Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、白浜がお答えします。今回は「確定拠出年金」の活用法について初心者が始めやすいものをお伝えします。

<原さゆりさん・40代(仮名)からの相談内容>
確定拠出年金で老後資金を積み立てています。今は定期預金のみですが、多少リスクのあるものに変えたいと思っています。初心者にはどんな商品がいいですか? 子どもに教育費がかかって思うように貯蓄ができないので、少しでも将来のために増やしたいです。

初心者が始めやすいのは「バランス型」や「ターゲットイヤー型」の投資信託


投資初心者
PhotoAC

老後資金を運用して、じっくり育てていくのは賛成です。

原さんの「多少リスクがあるもの」とは「投資信託」ですね。投資が初めてなら、いくつものラインナップ商品から選ぶのは少し難しく感じるかもしれませんね。

そこで今回は、初心者が始めやすいシンプルな投資信託の選び方を紹介します。

まず、念のためにざっくり「投資信託とは何か」を確認すると、「皆から集めたくさんのお金を、プロがまとめて投資してくれるもの」で、株式で運用してくれる投資信託や債券で運用してくれる投資信託などがあります。

その中でも初心者にオススメなのは、「バランス型」や「ターゲットイヤー型」という日本や外国の株式や債券のどちらにも投資してくれる投資信託。

このタイプを選びさえすれば、幅広い資産への投資が実現します。

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なぜ幅広く投資する方がいいか、その理由は・・?

簡単にいうと、たとえば日本株だけで運用する投資信託に投資をしていたら、日本株が好調なときはいいのですが、そうでなくなったときにその影響をもろに受け、大きくお金を減らしてしまうから。そんな事態からお金を守るために、日本株だけでなく、外国株、日本債券や外国債券などに分けて投資をするのがリスクを抑えるコツ。投資の基本とされています。(これを分散投資といいます)。

「バランス型」と「ターゲットイヤー型」なら、投資信託を一つ選ぶだけで分散投資がかなうというワケです。